緑と赤の天才さん3 (ページ44)

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声に出てたのか、、、と思いつつもお姉ちゃんたちとはいったん分かれることにした

『こっちから回ったらいいかも、人目につかないし、車は零君に使わせればいいから』

「そうだね」

真っ暗の中時計を確認すると1時、、、うん、一時だね

さて、この時間はバスも動いてないし、、、

「乗ってく？」

『うわぁぁぁぁっぁぁ！』

急に後ろから女性の声

「ごめん、脅かすつもりなかった」

『ア、椿さん？』

「うん」

街灯に照らされているのは紛れもなく、黒髪オッドアイの椿さん、気配が全くなかった、
.

「、、、諸伏景光は死んだと聞いた気がするんだけど、、、もしかして幽霊？」

『はい？』

まじまじと景光君を見つめてそういう彼女

え？この人もしかして天然属性？え？そういうキャラ？

「えッと、中でお話ししましょうか？夜桜さん？」

「幽霊がしゃべった、、、」

『うーん』

また意外な一面を見てしまった、、、

『えッと、乗ってもいいですか？』

「どうぞ」

『「どうも」』

目の前にとまっていた椿さんの車に乗ると、なんだかいいにおいがした

エンジンをかけ、ハンドルに手を添えてかけてからアクセルを踏み込む椿さん、かっこいい

「第四セーフハウス？」

『ア、ハイそこです』

ナビを片手で起動させる

「で、えっと、、、あんみつさん」

「あんみつ？」

『ヒロ君のことだよ』

「俺!?」

驚くヒロ君をよそに安全運転の椿さん

「幽霊じゃない？」

「生きてます、というかあなたもゼロでしたよね？」

「うん」

赤信号で止まったと思えば窓から目を離しこちらを覗くように見てくる

「だったら話、聞いてると思うんですけど」

「、、、」

静かに目線をずされる

「降谷が言ってた、、、、気がしなくもない」

『いや聞いてんのかい！』

ポンコツやないですか！