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右手を耳に当てい大きくいい気を吸い込む
『おいそこのバカップルども、わたしに従って！』
「、、、A？」
「Aか？」
『うっさいロリコン』
「ロリコン!?」
ちらりとヒロ君を見るともうライフルを構えている、準備万端だ
『コナン君、カウントできる？』
「うん！」
この子も準備バンタンだな
『ロリコン、銃持ってるよね？』
「ああ、持っている、、、その呼び方はやめないか？」
『黙れ、状況に適したことをしろ、お姉ちゃん、あとどれくらいで地面につくか聞こえる？』
ジャスト四十秒、かすかに聞こえたその声に安心しながらも銃を左手に持つ
今は『私』でいいい、私にもできることはある、この力を最大まで利用しろ、今ここで私は、みんなに指示を出す立場、そして、支える立場
『コナン君、三十五秒』
「わかった、、３５、３４、、、」
ゆっくり、目の前のガラスに向ける
「３０、２９」
失敗したら、お姉ちゃんと零君は死ぬ、そんな未来、許さない
「１８、１７、１６」
一瞬、すぐ目の前にお姉ちゃんが移った
小さくなっても変わらない、まっすぐな目で私を見ると、にかっと笑った
『自分らしく、か』
「５、４、３」
まったくあの人は、、、
「２、１」
「『ゼロ！』」
その掛け声とともに、三発ガラスに弾を打ち込み、右手に持っていたベルトを中に投げた
「いっけー！」
コナン君の大声とともに青い光が放たれ、放り投げたベルトが勢いよくガラ割れたガラスを突っ切っていく
『ヒロ君！』
「うん」
そしてライフルから一発、弾が放たれた
それを目で追うことはしなかった、そんなことしなくても外れるなんてことがないのは知っていたから
弾は見事にベルトの発射ボタンに当たりサッカーボールが徐々に膨れ上がってゆく
割れたガラスに近づき、下を見ると拳銃とお姉ちゃんをもった零君が見えた
『行け、ゼロ！』
もう一発の銃声ととも膨れあがったサッカーボールがしぼんでゆくのが見える
『ヒロ君、行くよ』
「コナン君これ頼む」
「え？え！？」
驚くコナン君をよそにライフルやらを押し付けて階段を飛んで降りる
「ちょ、緑川さんにAさん！、、、、まったく」
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作者名：リンネ x他1人 | 作成日時：2023年6月26日 17時
