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〜A
縄で一つに固めた敵を一瞥してから、瞬きをする
さっき椿さんをコピーした時、とんでもないほどの感情が一斉に襲ってきた、もう一歩で飲み込まれるところだった
そして残ったのはとてつもない罪悪感、許可を得ていたと話いえ、彼女の本心を覗き見てしまったのだ
あれは、私以上に何かを抱えている
「、、、」
「どうしたの?緑川さん?」
「いや、、、」
彼女の力、そうぞう以上だった、ただそこにいるだけでもちがう、これが彼女の、椿さんの力
わたしとは違う、頭がよくて計算してやっているものではない、自分自身を染めているんだ、
でも彼女はきづいていない、染めていない『白』の彼女のほうがずっと人を魅了するということを、現にさっきの私はただ歩いただけで相手を奪えた
ただそこにいるだけで圧倒的に有利になる、敵じゃなくてよかったとつくづくおもう
でも彼女、自分を染めるためにわざと普段本心をすべて隠しているんだ
自分を知ってる人が少ないほうが、リスクは少ないし自分を変えやすい、でもそれはあまりにもつらいだろう
見てしまった、まだほんの少ししかしゃべったことのない人の過去、本音を、それも本人がずっとため込んできたものを
ぐるぐるする、気分が悪い
私は誰?人を使わないと好きな人と子供さえ守れないやつ?
そう、そのとうり、私は誰かをっ使わないと何もできない、今回は椿さんを、前はお姉ちゃんを使った
じゃあ私が私である意味は?
私は
「A」
真剣な声に我に返る、目の前には心配そうな顔をしたコナン君と景光君
そっか、今、下のやつらと合流しようとして、階段を下りてたんだ、ここは13階?
『ごめん、考え事してた』
「、、、」
といっても信じてくれないかな?
「ねーねー、彩希お姉さん?Aさん?は、左利きなの?普段は右使ってなかった?」
『え?』
いきなり何を言い出すんだと思ったが答えてやろう
『お姉ちゃんを殺しかけたやつと同じ利き手なのが気に食わなかったの、でもよくわかったね』
「だって、ほら」
そういってコナン君が指さしたのは私の首あたり
指の方向に視線を向けると、ついいつもの癖で服の上から桜のネックレスを握りしめていた
『!』
無言で驚き無言で離した
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作者名:リンネ x他1人 | 作成日時:2023年6月26日 17時