緑と赤の天才さん3 (ページ39)

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宮野A、彼女こそが灰原の姉の双子の妹のほうだったんだ

とてもほっとした、彼女が敵ではないとわかって

『ささ、観念する？』

さっきまでと打って変わったいたずらっ子のような笑みを浮かべるAさん

「くそ、行けお前ら！」

その声とともに大量の人がなだれ込んできた、分が悪すぎる、が

飛び出そうとすると緑川さんに腕をつかまれて、引き戻される

「俺らは足手まといになるよ」

そういい拳銃を一人の男に向けて構える

「あいつは俺らの領域の人間じゃない」

「え？」

『さぁ～て、やりますか』

意味を考える間もなく、Aさんが動いた

その時のAさんを言い表せることばは、きっとこの先どれだけ探しても見つからないだろう、

でも不覚にもそれが美しいと感じてしまった

ゆっくり相手に近づき、ゆっくりとその手えに手錠をかける、相手は抵抗しなかった、いや、できなかった

あまりにもそれは美しすぎて、それでいて恐ろしかったから

この世のどんなハリウッド女優よりも何よりも、美しい

異様、奇妙、きれい、恐ろしい、どの言葉も当てはまってしまう

天才

そんな言葉が頭をよぎった

とうにすべてを終えたAさんはどこか虚ろな顔でどこかを見ている

「彩希さん―――」

「A」

ただそんな彼女を諸伏さんが包み込んだ

『、、、っ景光君』

「何？A」

『、、、よし！何でもない！』

なるほど、素顔に戻ったのはそのためか

『ごめんね～コナン君、やっぱあの人は扱いきれないや』

「椿さん？」

『そーそー、完全にウツせなかった、ってか椿さんのこと知ってるんだ』

確かに今のAさんの雰囲気はあの人、夜桜椿さんにそっくりだった

『あ、そだ、初めまして江戸川コナン君、宮野Aです、志保と明美のお姉ちゃんで沖矢莉桜、、、まあ宮野紫苑の妹です！』

にこやかに手を差し出すAさん、確かにに彩希さんが宮野Aならすべて説明がいく、

「うん、よろしくAさん」

ならさっきの金髪の人は？答えは簡単だ、あれが沖矢莉桜、宮野紫苑だったんだ

今目の前にいるAさんにそっくりだったし

「はは、天才って怖いな」

そうつぶやき笑った、そしてこの人に俺は誤らなくちゃいけない、この人の妹である宮野明美は、、、