緑と赤の天才さん3 (ページ38)

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「「『、、、』」」

フラグ立ったな、めのまえにはspみたいな恰好した男たちが銃を構えて立っている

「ガキが一人と女と男が一人づつ、楽勝だな」

人数が多いが勝算はあるか？いくら緑川さんが公安でもさすがにきついぞ

男が銃の引き金を引くとともにすごい勢いで引っ張られる

床にたたきつけられるかとも思ったが幸いにもそれは彩希さんで、人差し指を口につけながらウインクをしている

どうやら段ボールの陰に隠れて

誰かに話しかけている、相手は誰だ？さっきの金髪女か？

「まって、」

抱きかかえていた俺を離し、立ち上がろうとする彩希さんの服の裾をつかむ

「諸伏さんを知ってるなら諸伏さんに任せたほうが」

『坊や』

まただ、どこかで感じたことのあるこの奇妙な感覚

『私は結構優秀なんだよ』

スカートの裾から何かを取り出し俺の手に乗せる、この重み、間違いなく本物の拳銃だ

『私がひきつけるからこれを彼に』

「それじゃ丸腰に」

『大丈夫』

そういい右袖から拳銃を取り出す

拳銃を何丁も、ますます何者なのかわからなくなってきた、けど

「死なないよね」

『彼の前ではね』

そういい笑う彼女の目は開かれていて、きれいな緑色に瞳が見えた、赤い光がちらついていたのは光のいたずらだろうか

『いい？これから私が何になろうとそれを彼わたしてね』

そういい彼女は立ち上がり、ゆっくりと男たちの前に立った

「どうした女？土下座したって助けねえぜ？」

『元からそんなつもりはないよ』

「あ？」

いまだ、急いで緑川さんのいる場所へ向かう

『だって私、あなたたちに負けないしね～』

「コナン君、こっち」

緑川さんが小さな声でせかしてくる、

「調子乗ってんじゃねえぞ女！」

『えぇ、理不尽？』

やっとの思いで緑川さんのところにいくと、そこには諸伏景光の姿に戻った彼がいた

「ゴクローさん」

「緑川さん？それ素顔じゃ」

「まあ見てなって」

そういい楽しげに彩希さんをゆびさす

『でも私も仕事柄見逃せないんだよなぁ～』

「何言ってやがる」

『え？わかんない？』

左手で銃を構え、右手を自身のほうに添える

ﾋﾞﾘｯ

そんな音とともに目に入ったのは

『警視庁公安部宮野A、早いうちに観念したら？』

ウェーブのかかった金髪ボブに、さっきよりも強く光っている緑と赤の瞳だった