１２８ ページ36
『まあよかないけどいいや、坊や』
その私の声にいコナン君が肩を震わせる
『私の仕事、邪魔しないでね』
「、、、お姉さんは、悪い人？緑川さんの正体を知ってるの？」
『私は君の敵でも見方でもない、大切なもののためだったら君も殺せる』
サイコーに話がかみ合わないね
「緑川さんは、ライフルなんて持ってどうしたの？」
「まあ、そろそろかな？」
「そろそろ」
さっすが景光君ご名答、耳元につけたワイアレスイヤホンからかすかにお姉ちゃんの声が聞こえてきた
「A、今薬飲んであんたのふりして中入るわ」
『おけ、でもいいの？その薬は持って一時間、姉さん並みに生命力持ってたら三、四十分が限界だよ？』
「ううん、でもそうでもしいないと入れない」
『わかった、いい？二つぶだからね！』
「はいよ〜」
あの解毒剤、未完成なんだけどな
「誰と会話してたの？」
『誰だろうねぇ？』
あくまで今は村貶彩希だ、演じようではないか、と思っていると再び声が聞こえてくる、これは、、、、私の部下たちか
「え？なんかしたの？A」
『とくに？』
私が恐れられてることを言っているのか？だとしたらそれは零君のせいだぞ
「A、今どこにいる？」
その言葉に立ち上がり窓から下をよく眺める
『今お姉ちゃんがたってるビルの隣のビルの４８階』
「おけ」
ちゃんと渡したワンピース来てる、てか久しぶりだな、大きいお姉ちゃん
『唯君、入ったって』
「りょーかい」
唯君がギターケースからベースとライフルを取り出し、装備し始める
「撃つの？緑川さん」
「まあね」
「お姉さんは悪い人じゃないよね？諸伏さんのこと知ってるんだもんね？」
『いったでしょ？敵でも見方でもないって』
その言葉にコナン君は黙り込んだ、でもこいつ今さらっと諸伏って言ったよな？正体しってるって堂々とばらしてんぞ
「なんでいるかなぁ」
『あ、わかった？坊やがいるの』
「はあ」
ため息交じりの声が聞こえる、さすがの地獄耳だな、電話越しにでも誰がいるかわかるんだ
「零君はどこ？」
『４８階』
「なるほどね」
『じゃ、こっからはカーディナルだ！！』
「はいはい、通路は分かる？」
『カンで！』
心配しかない！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リンネ x他1人 | 作成日時：2023年6月26日 17時
