緑と赤の天才さん3 (ページ32)

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朝、いつもどうり起こされて

いつもどうりご飯を食べて

いつもどうり家を出た

のに

「、、、」

『、、、』

目の前には昨日会った夜桜椿、どうしてこうなった？

『えッと、、夜桜さん？』

「、、、」

どうしよ、明らかに待ち伏せしてたよね

「、、、れ、連絡先、交換しない？」

『？？？』

待て、これほんとに夜桜椿か？いや、髪長いしそうなんだろうけど

『いいですよ』

「！」

え？今ニコってした？え？かわい、、じゃなくって、

この人も変わったなぁ

「お友達に、なりたくて」

『もちろん！』

可愛い！

『最近研二君が元気なのも、、納得だねぇ』

「？、、、あげないよ！」

わお、この人大声何て出せたんだ

「あ、あげない、、けど」

か、わ、よ！

え？夜桜椿ってもっときりっとしてミステリアスな感じじゃなかったっけ？

『わ、私は景光君一筋だから、、』

「え！あ、そうだった、、、ごめん、、、つい、、、」

イメージが崩れてゆく、研二君がかえたの？だとしたらだいぶ罪だよ！

『ア、本庁行くならいっしょに行きます？』

「、、、いく、」

ア、戻った、けど前よりよそよそしくないな

『夜桜さん』

「椿」

『つ、椿さん今日は髪の毛縛ってないんだね』

「うん、、いつもは毎日萩原君がいつの間にか髪を改造していくんだけど今日は会わなかったから」

『へぇ』

そういや私も髪長かった時代にジンぺー君と研二君に結ばれてたっけ？

『今日は私がやってもいい？』

「？いいけど」

本庁の前にあるベンチに腰掛けカバンから髪留めを取り出しもともとついていたリボンをいったんほどく

横髪を五回くらい編み込みしてからリボンでとめる

『できた』

「器用」

『お姉ちゃんのおかげかな？』

我ながらうまくね？めっちゃきれいにできた