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『へぇ、でもどちらにせよ最後のテストはちゃんと受けたんじゃないの？』
「一回公安がスカウトに来たけど適当にあしらったら帰っていった」
『公安のスカウトを、、、』
ゼロに入るのめんどくさくて突っぱねた私が言えたことじゃないけど
「主に機械系統が得意だから最初はそっち行ったんだけど、なんとなく捜査一課にきてみた」
なんとなくって、、、
「宮野さんは警視庁？警察庁に行くものだと思ってた」
『好きな人とおんなじとこがよかったから突っぱねた』
ア、私も同じようなものか
「諸伏君のこと？」
『えっ！知ってるの？』
「うん、松田の同期だったらしいし、そうでなくてもあなたたちの班は有名だから」
さっきから何なのだろう、この言葉のとげは、、、
『もしかしてジンぺー君のことすき？』
「、、、」
え、マジの奴じゃん
『もしかしてジンぺー君と私の事、、』
「告白したって聞きました」
『うん、、、断ったけど』
「しってます」
つまり嫉妬ってわけか、
『かわいい』
「はい？」
『安心して！私はヒロ君一筋だから！』
「そっか」
ア、表情が柔らかくなった
『何しに来てたんだっけ？』
「忘れた」
『うん』
うん、可愛い、ジンぺー君にも好いてくれる人がいたんだなぁ、よかったよかった
「おいごらてめぇら、さっきから何の話してんだよ、夜桜、事情っ聴取は、、、ってねてる」
お怒りのジンぺー君登場！かと思えば夜桜さん寝てる！
「はぁ、A、こいつ運ぶから帰っていいぞ」
『おーきーどーきー』
そういって夜桜さんを抱き上げるジンぺー君、、、あれ？これってもしや？
ジンぺー君、すっごく優しい顔してる
『ふふ』
「んだよ気持ちわりぃな」
『ひど―！』
え〜まさか、もしかするんだ〜
『ヒロ君とこ帰ろー』
「萩が送ってくってよ」
『やった〜』
ジンぺー君に手を振ってから警察庁をでると、車に乗った研二君がいる
『やっほ〜』
「後ろのって〜」
言われた通りに後ろの席に座るとそこでやっと研二君の隣に女の人が載ってるのに気づいた
黒い髪を下で二つにまとめた、ついさっきまで見ていたのと同じ顔
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作者名：リンネ x他1人 | 作成日時：2023年6月26日 17時
