緑と赤の天才さん3 (ページ27)

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「えッと、夜桜柚季っていいます」

『村貶彩希です～』

事情聴取をしてくれてるこの人やっぱり見たことあるな、夜桜って聞いたことある気がするし、、、

「えと、なに話すんでだっけ、、、」

『えっと、ストーカーについて？』

「あ！」

この人大丈夫か？

「犯人は捕まえました、あとは、、、ハイ、大丈夫そう？」

マジで大丈夫か？

『ア、ハイ』

「そうですか、」

そういいあくびをする警察官(？)私がいえたことじゃないけどほんとに警察か？

ん？まてよ、、、

『あ、、、夜桜さん？』

「はい？」

『いえ、警察庁警備局警備局係の、夜桜椿さん』

「え？なんでそれを？」

すごい、あっさり認めた

「それ私の妹なんですけど」

ん？妹？

『あ、え？』

「私の妹が夜桜椿なんですけど」

『ア、ハイ』

なにこの子怖い

夜桜椿は、私たちの同期でちがう教場の子だったけど有名だったから覚えてる、

『夜桜姉妹』確かにみんな言ってたな、

姉の夜桜柚季化け物でテストとかでたまに私を越して一位とかとってたな、なんか大体のテストは寝過ごしてた見たみたいだけど、確か触覚に優れてるんだっけ？

妹もまた化け物だって聞いたな、夜桜椿、体力テストでは文句なしの一位、お姉ちゃんのほうが上だろうけど私と零君よりもすごかった、嗅覚に優れてて、零君とおんなじとこに配属されたんだ

でもどちらとも性格があれだったんだっけ、姉は授業やテストはもちろん、体育大会なんかまで寝て過ごしてたって聞いた

妹はちっとも会話が成立しない、どこ見てんのかわかんないらしい、頭は悪いわけでもないのに自分から動こうとしない

三原教場だったけ？どちらにせよ私たちレベルの問題児だったことに変わりはないんだけど

「ふぁ～眠い、」

『え、』

どうしたらいいんだ？誰か事情聴取変わってくれない？

「あなたも公安の人間？」

『え、ハイ、、』

「聞いたことある、鬼塚教場の問題児だ、どうりでね、顔違うけど」

『私も知ってる、三原教場の夜桜姉妹、これは変装ね』

「公安なら事情聴取いらないね、眠い」

『え、姉が公安行くもんだと思ってた、テスト私を越して一位とかとってたし』

「あれは一回ねむくなかったから珍しくちゃんと受けたけど二位で悔しかったから猛勉強した時の事」