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em「何時もの様にご飯奢ったりとかで解決したらいいじゃないですか。…遠慮なんてしない方が貴方がたらしいですよ」
kn「…」
竹刀で叩かれた場所を押さえて呻いていたシッマが、エミさんの言葉が終わったと同時に顔を上げたかと思うとまずはショッピくんの手を掴んで引っ張り、次は私のところまで来て開いている方の手で同じようにこちらの手を掴んだ。
『シッマ？』
kn「お前の言う通りやわエーミール。っちゅう事で…今から三人で飯行ってくるから夕飯はいらんてトントンに伝えといてくれや！」
シッマはエミさんの方を振り返ってそう言い終わるとすぐに私たちの手を引いて訓練所を後にしてしまった。
引っ張られながらチラリとエミさんの方を見ると、苦笑して小さく手を振っているのが見えた。
em「お二方はこれでもう大丈夫でしょう。…問題のあの人は……たぶん私では役不足でしょうね。…彼に頼みますか」
―シッマに引っ張られてとりあえず城下町まで来た私たち三人。
pi「…で、どこで飯食べるつもりなんすかクソ先輩」
kn「せやな…。A、今何食べたい？」
『え、ううん…。オムレツかなぁ…』
kn「よっしゃ！とっておきの店案内したるわ！」
希望を言えば、シッマはまた私とショッピくんを引っ張ってどんどん進んでいく。
着いたのは一軒のお店だった。
kn「ここ俺のお気に入りの店なんやで！他のやつに教えた事ないんやから他の連中に言うなよ！」
そう言ってシッマはお店のドアを開ける。
店員さんが丁寧に席に案内してくれてメニューを開けば、色々な洋食のメニューが目に入る。
私はシッマに言った通りオムレツを頼み、シッマはオムライスを、ショッピくんはシチューを頼んだ。
運ばれてきたオムレツは卵がふわふわでとても美味しかった。
シッマが気にいるだけはあるな…。
そのシッマはもう常連として覚えられているようで、何も言わなくてもケチャップが増し増しでグリンピースが多めにされて出てきた。
ショッピくんもシチューの味には目を丸くして美味しいと褒めていた。
会計はシッマが私とショッピくんの分を奢ってくれて、満足してお店を出た。
そこで今度はショッピくんに手を掴まれた。
pi「じゃ、次は俺の番ですね。デザート食べに行きましょ先輩」
ショッピくんはクレープを奢ってくれて、帰った時にはもう二人ともいつもの雰囲気に戻っていて安心した。
エミさんに今度お礼を言わなきゃなぁ。
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淋(プロフ) - ちょこぱいさん» 気に入っていただけたようで嬉しいです！！ありがとうございます、無理のないように頑張って更新します！ (2020年12月14日 22時) (
レス) id: 7bc11c6066 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこぱい - めっちゃくちゃ面白いですね！続きが気になります.......！無理しないで頑張ってください！ (2020年12月1日 16時) (レス) id: 96347ca1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：淋 | 作成日時：2020年11月13日 20時
