欠けていた記憶 ページ7
しばらく本を読んで時間を潰していると、外からいつもの騒がしい声が近づいて来た。
kn「おー！A！待たせてすまんなあ！！」
em「コネシマさん、ここは図書室ですから静かに…」
ci「言うてもう僕ら以外誰もいないですけどねー！あ、お疲れ様です！Aさん！」
pi「それで大先生。僕らに話って何なんすか？たぶん校舎内も僕ら以外誰もいないみたいですし、ここでいいでしょう？」
ut「せやな。とりあえず座ろか」
大先生の言葉を受けてそれぞれ適当な席に座る。
その間に兄さんとぺ神もやってきた。
ni「で、一体どうしたん？」
ut「…今日、僕のクラスに転校生が来たんよ」
kn「ああ、らしいなあ。何かうちのクラスでもそんな話出とったわ。可愛い女子が来たとかって」
ut「その子が…何やよおわからんのやけど、嫌な感じがするねん」
em「珍しいですね、大先生が女の子に対して初対面でそんな嫌悪感を抱くなんて」
pi「兄さんとかA先輩は何も感じなかったんですか？」
ni「俺は特に何もないなあ」
『私は…よくわからないけど少し怖い感じ…って言ったら良いのかな。は、あったかも』
kn「…そいつの写真とかあるか？」
ut「兄さん、生徒名簿持って来てくれた？」
ni「ああ、これだろ？」
どうやら事前に大先生が兄さんに頼んでいたらしい。
生徒名簿には追加で網川さんの顔写真付きの物が載っていた。
それを受け取ったシッマは…目を見開いて勢いよく立ち上がった。
ガタン！と鳴った音に私たちは驚いてシッマに視線が集まる。
kn「何で…？何でこいつがおるん？」
『シッマ、知ってるの？』
kn「知ってるも何も…！って、そうか。まだそこまで思い出しとらんのか…。アイツが来たのは結構後の方やったしな…」
em「…！この人は…」
pi「…！偶然…なんすかね…」
ci「…名前も一緒やな」
pe「兄さんはあちこち飛び回ってたからわからないのも無理ないかぁ」
次々に写真を見て顔を顰めていく皆。
そんな中で付いて行けてない人物が私と兄さんの他に、もう一人―。
ut「なあ、それ誰なん？前世で関わったやつ？」
kn「…は？何言っとんや大先生」
ci「え、冗談ですよね鬱兄さん？」
ut「いやほんまにわからんねんて。え、僕口説いたりしてた？」
大先生の言葉に顔を見合わせる面々。
kn「……こいつは、前世でAの専属メイドだったやつや。そしてAが…逝った時同時に行方を晦ませとる」
ut「……え？」
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淋(プロフ) - ブバルディアさん» 確認くださってありがとうございます。もしまたおかしな表現等ありましたら遠慮なく仰ってください。読んでくださってありがとうございますo(^-^)o (2020年7月15日 18時) (
レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
ブバルディア(プロフ) - はい。私から見て特に違和感はありませんでした。 (2020年7月15日 18時) (レス) id: 4a01cc1ec4 (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - ブバルディアさん» 初めまして！ご指摘のコメありがとうございます！いえいえ、こうやって間違っている箇所をちゃんと指摘していただけるのはとてもありがたいので助かりました！ご指摘いただいた箇所は修正させていただきました。これで大丈夫でしょうか…？ (2020年7月15日 17時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
ブバルディア(プロフ) - 初コメから指摘ですみません。ネタバレになるようであれば、消していただいて構いません。更新頑張ってください。 (2020年7月14日 22時) (レス) id: 4a01cc1ec4 (このIDを非表示/違反報告)
ブバルディア(プロフ) - 初コメ失礼します。欠けた記憶のut先生sideに『色めき立つ』という表現がありますが、それは好意的な盛り上がり、みたいな意味だったと思います。見た感じ好意的とは違うようなので、『騒めく』とか『厳しい顔つきになっていく』みたいな表現が合っていると思います。 (2020年7月14日 22時) (レス) id: 4a01cc1ec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：淋 | 作成日時：2020年6月22日 18時
