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あれから私たちはそれぞれ岐路に着き、私は大先生、エミさんと家に帰ってきた…のだが。
ut「エーミール…お前何今更緊張してんねん」
em「しょ、しょうがないじゃないですか！前は大人数でしたし…。や、やっぱり今からでも私か大先生の家に…」
『もう着いちゃってるのに今更だよエミさん。ほら入って〜』
大先生を含めて三人という事に着いてから思い至ったのかエミさんが顔を真っ赤にして入り口で立ち往生していたのだ。
やっぱりどうt…やめとこう、うん。
渋るエミさんを大先生と二人で引っ張って漸く家の中へ。
ut「…何で男の手を引っ張らなあかんねん。はー、つっかえ」
em「す、すみません…」
『はは…。私晩御飯作ってるから適当に寛いでて？』
em「あ、お手伝いしますよ」
『ああ、大丈夫。簡単にオムレツ作るだけだから。作りながらでも声は聞こえるし、話進めててもいいよ？』
ご飯は冷凍してある物があるので卵を割って味付けしてフライパンで焼いていく。
ut「そう言えば…確認ってなんやのエーミール」
em「え、ああ…。Aさんはまだ網川さんが来た辺りの記憶は戻っていないんですよね？」
『うん。覚えてないなー。教室で会った時も、会った事あるかも？くらいしかわからなかったし…』
em「大先生は、Aさんの近くにメイドさんがいたくらいの認識なんですよね？」
ut「せやな。誰かいたのはわかるんやけど…何話したとか顔とか…全然思い出せん」
そこでエミさんが顎に手を当てて少し考え込む。
em「…正直、前世での彼女はAさんには好意的だったと思うんです。仲が良かった…と言いますか」
ut「そうなん？」
em「ええ。それで、なんですが…。今日、初めて会った時…Aさんは網川さんに対して敵意などは感じましたか？」
『いや…全然。友達になりたいって言われた時も本気だったと…思う』
むしろ凄く嬉しそうだったよなぁ…。
ut「つまりアイツは…僕に対してだけ敵意を持っとるっちゅうことか」
em「もしくは…前世の幹部に、でしょうか。そこはわかりませんが…」
『…あ』
ut「どしたん？Aちゃん」
『…香音、やっぱり記憶、あるのかも』
em「え？」
ut「何かあったん？」
『最初…網川さんと話した時…。私自己紹介してなかったのに、私の苗字呼んだんだよね』
em「！」
『てっきりクラスの誰かに聞いたのかもって思ったけど、今考えると…』
ut「つまり前世と同じようにAちゃんに近づこうとしとるんか…？」
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淋(プロフ) - ブバルディアさん» 確認くださってありがとうございます。もしまたおかしな表現等ありましたら遠慮なく仰ってください。読んでくださってありがとうございますo(^-^)o (2020年7月15日 18時) (
レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
ブバルディア(プロフ) - はい。私から見て特に違和感はありませんでした。 (2020年7月15日 18時) (レス) id: 4a01cc1ec4 (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - ブバルディアさん» 初めまして！ご指摘のコメありがとうございます！いえいえ、こうやって間違っている箇所をちゃんと指摘していただけるのはとてもありがたいので助かりました！ご指摘いただいた箇所は修正させていただきました。これで大丈夫でしょうか…？ (2020年7月15日 17時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
ブバルディア(プロフ) - 初コメから指摘ですみません。ネタバレになるようであれば、消していただいて構いません。更新頑張ってください。 (2020年7月14日 22時) (レス) id: 4a01cc1ec4 (このIDを非表示/違反報告)
ブバルディア(プロフ) - 初コメ失礼します。欠けた記憶のut先生sideに『色めき立つ』という表現がありますが、それは好意的な盛り上がり、みたいな意味だったと思います。見た感じ好意的とは違うようなので、『騒めく』とか『厳しい顔つきになっていく』みたいな表現が合っていると思います。 (2020年7月14日 22時) (レス) id: 4a01cc1ec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：淋 | 作成日時：2020年6月22日 18時
