【wrwrd】転生してもやっぱり表情筋は動かない【学パロ】

謝罪 ページ41

‐翌朝‐

大先生と一緒に教室の前まで来ると、トントンが待っていた。
彼は私たちを見つけるなり勢いよく頭を下げる。
待って、めっちゃ目立ってる！

tn「二人とも、昨日はすまんかった！」

『あの…？』

tn「あの後ロボロが監視カメラ解析してくれてん。それで…真白さんのが被害者やってわかったんです。アイツらには生徒会と学校側からちゃんと罰が行くと思うんで…ホンマにすんませんでした…！！」

『わ、わかりましたから…！頭上げてください！』

ut「そ、そうやでトンち！めっちゃ見られてるから！」

私たちが焦ってそう言えば、トントンは漸く頭を上げてくれた。
でも何だかすごく泣きそうな表情だ。

『あの…私からもごめんなさい。酷い事、いっぱい言って…』

tn「いや、真白さんは全然悪くないですよ！悪いのは俺やから…。大先生もホンマにすまんな」

ut「僕は全然怒ってへんし、大丈夫やでトンち」

tn「おん…」

返事はしているがまだかなり思い詰めている様子だ。
というかまだ隈が濃いんだけど、昨日はちゃんと寝れたんだろうか…？

『トントンさん、ちゃんと昨日は寝れました？』

tn「え？あー…いや。あんまり…」

『……。寝ましょう、今すぐ。保健室で事情話したら寝させてくれるんでしょう？』

tn「い、いや！授業もあるし…まだ始業までに片づけておきたい書類も」

…やっぱり今世でも書類に追われているのは変わらないらしい。
本当に責任感が強くてすぐ無理するんだから…。

『徹夜で判断力なくなるのがやばいのはわかったでしょう？それにしっかり睡眠取った方が仕事も効率よく進むと思いますよ』

tn「う…」

ちょっと卑怯だけど今回の例を取らせた貰った。
本当に五徹とか余裕でするのやめて欲しい。

『ちなみにその書類はトントンさんのなんですか？』

tn「え？あー…いや、グルさんの…」

こっちも書類やらないのは相変わらずか！
前世でもこんな追っかけっこをしょっちゅうやってるの思い出したよ…。
はぁ…全くこういう所は変わって欲しかった…。

『その書類は私が責任持って生徒会長にやらせますから寝てきてください。今トントンさんに必要なのは睡眠です、オーケー？』

tn「う、ウっス…」

迫力があったのか何とか頷いてくれた。
大先生にトントンさんを任せて私はグルさんの所へ。
グルさんにも謝られたけどとりあえず仕事やらせました。
そんな様子を陰から見ていた人物が一人…。

？？「昼休みでええか…」

コネシマ→←▽　

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