▽ ページ40
tn side
とりあえず残ったメンバーはロボロの解析を待つことにした。
場所も時間もわかっているし、ひとらんも手伝っているなら恐らくすぐに結果は出るだろう。
…そういえば、ふと室内を見渡せばゾムの姿がない。
無茶しとらんとええんやけどな…。
しばらくすると、ロボロとひとらんが戻ってきた。
gr「どうだった？」
rb「エミさんの言ってた通りやった。やっぱりAは嵌められただけや。全部あいつらが仕組んだことやった」
その言葉に自分が犯した間違いを再確認する。
まだ彼女は学校にいるだろうか？
できればすぐに謝りたいが…。
tn「…真白さんはまだ学校におるやろか？」
rb「途中で教室に寄ってみたけど荷物あらへんかったし、たぶんもう帰ってるんちゃう？」
tn「そうか…。明日、謝りにいかんとな…」
kn「……」
この日はこのまま解散という事になった。
生徒会室に呼ぶ事も考えたが、彼女は来たくはないだろうし、まずは俺から話してそれから…という事になった。
ホンマ、最低やな、俺…。
いっくら判断力が鈍っとった言うても酷い事言うてしもた。
許して…もらえるやろうか。
いや、許してもらえんでも謝らなあかんな。
明日朝一に彼女のクラスに行く事を決意して俺も帰路に着いた。
何か、変な感覚を覚えた気がするのは気のせいだっただろうか―？
zm side
どうしても自分の目と耳で確かめたくて、ひとらんが生徒会室を出る直前に俺もコッソリ部屋を出た。
まだ学校にいる可能性がとしたらあそこなのではと階段を駆け上がる。
そう、最近あいつらが良く来る屋上だ。
もしいなかったら後日確かめるつもりでドアをゆっくり開ければ、少し離れた所に大先生と彼女がいた。
気付かれないようにコッソリとドアから出て、壁の死角になる場所に行った。
彼女は泣いているようで、大先生が抱きしめていた。
俺たちを責めるでもなく、ただ誰かを気遣っていた。
そんな時―。
『ん…。何か、前世でもこんな事、あったよね』
ut「っふふ。あったあった。そう言えばシチュエーションも似てた気がするわ。あん時も…そういやトントンにぶち切れとったなぁ」
…？
前世？
二人は何の話をしてるんやろう…。
ほどなくエミさんも屋上に現れ、三人はそのまま帰っていった。
残された屋上で俺は誰にでもなくポツリと呟いた
zm「前世って何の事や…？」
‐〇‐〇‐〇‐〇‐
作者です！
もうすぐ合計75000hitとお気に入り登録600人ありがとうございます！！(震え声)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 778人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
【wrwrd】転生してもやっぱり表情筋は動かない2【学パロ】 ヤンデレ達に追われてるヒロイン匿わなきゃ良かった〜!!!【wrwrd】7/8 【wrwrd】え？何？無能は黙れだって？【軍パロ】もっと見る
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狐闇時 (こやみとき) ゾムさんすこ 歌い手目指してます！ - まだ全部は読めてないのですが、むっちゃ面白いです！！ ちょくちょくコメントかきにきていいですか。。。！ 名前のところは狐闇時だけです！！ (7月29日 21時) (
レス) @page11 id: 558a88220b (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！knさんは漸く思い出しました…先は長いですｗ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 思い出してほしいですなぁ (2020年5月16日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - わぐさん» コメントありがとうございます！読んでいただけて嬉しいです！今は外出できないからこそこういう楽しみがあるのって大事ですよね…！お気遣いありがとうございます＾＾ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - 紫【ゆかり】さん» 優しさ、大事っスな！ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：淋 | 作成日時：2020年5月5日 20時
