▽ ページ32
gr side
チャイムが鳴ったのでとりあえずこの場はお開きとし、俺たちは生徒会室を出た。
ht「そう言えばトントンは呼ばなくてよかったの？」
gr「あー…それが…」
ht「グルちゃん？」
gr「ぅ…。五徹が祟って今保健室で休んでるゾ…」
os「あっちゃー…。最近また無理してたんやねぇ…」
ht「はぁ…。あんまりトントンに負担掛けたらダメだからね。それなら今回の事伝えるのはもう少し後でいいか…。また心労増やしそうだし」
os「そうやな〜。まずはしっかり休んでもろてからにした方がええんとちゃうかなぁ」
gr「そうだな。まずはゆっくり休んでもらわねば」
ht「その間に書類溜めたらダメだからね？」
gr「ﾊｲ…」
俺たちはこの時全く思いもしなかったのだ。
この判断があんな事態を引き起こすことを―。
――――――――
ut side
ううーん…ちょっとやってしもたやろか。
これ以上詮索させん為に牽制の意味も込めて強めの言葉を使ったんやけど。
逆にグルちゃんの興味を引いてしまいそうやな…。
スマホの画面を立ち上げれば、LINEでいくつか連絡が来ていた。
一つはげどちゃんから、「大ちゃんがあの子を大事にしてるのは凄く伝わった。よかったらいつでも頼って」だそうだ。
やっぱりげどちゃんはええやつやなぁ。
ありがとうと返信を返す。
もう一つはwrwrdのグループLINEだ。
Aちゃんとエミさんから大丈夫かという心配のメッセージが届いていた。
大丈夫、もう戻るわと返信を返す。
やっぱりエミさんも優しい人やけど、Aちゃんも優しい子なんよな…。
放課後にまた説明しよ。
その時ゾクリと悪寒が走った。
…何か嫌な予感がするんは気のせいやろか…？
――――――――
you side
大先生はチャイムが鳴って少ししたら戻ってきた。
とりあえず放課後に話を聞こう。
教科書を出すために机に手を入れると…カサ、と何かに触れた。
取り出してみるとそれは小さく折りたたまれた手紙だった。
ゆっくり開いて見るとそこには…。
放課後、一人で体育館横の倉庫に来てください
これだけ書かれていた。
これって…。
いや、まだ決めつけるのは早い。
もしこれで誰かを連れて行って怪我でもしたら嫌だし…。
違う用件かもだし…。
HRが終わったらすぐ行ってみるか…。
‐〇‐〇‐〇‐〇‐〇‐
作者から
星がトン氏カラーに！
hit数も合計で55000越え…ありがとうございます！(感涙)
今回は視点が複数あったのでタイトル名には付けませんでした。
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狐闇時 (こやみとき) ゾムさんすこ 歌い手目指してます！ - まだ全部は読めてないのですが、むっちゃ面白いです！！ ちょくちょくコメントかきにきていいですか。。。！ 名前のところは狐闇時だけです！！ (7月29日 21時) (
レス) @page11 id: 558a88220b (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！knさんは漸く思い出しました…先は長いですｗ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 思い出してほしいですなぁ (2020年5月16日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - わぐさん» コメントありがとうございます！読んでいただけて嬉しいです！今は外出できないからこそこういう楽しみがあるのって大事ですよね…！お気遣いありがとうございます＾＾ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - 紫【ゆかり】さん» 優しさ、大事っスな！ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：淋 | 作成日時：2020年5月5日 20時
