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ut「エミさん…ひょっとして思い出したん?」
恐る恐る尋ねる大先生の問いに、エミさんはコクリと頷いた。
エミさんも思い出した…!
でも、どうして…?
em「やはり大先生は覚えていらっしゃったんですね。真白さんも…で合ってますか?」
『うん、私も覚えてるよ。…ただ、私は一部だけなんだけど……あ』
ut「うん?どないしたんAちゃん」
『そういえば昨日まだ思い出してなかった部分を夢に見て…さらに少し思い出せたと思う。でもエーミールさんの事が多かったかも…』
ut「ふむ……。でもそれって毎日夢で思い出すとかなんかな?」
『わかんない…。エーミールさんはどうして?』
em「前みたいにエミさんって呼んでくれていいですよ。私もAさんって呼んでいいでしょうか?」
『もちろん』
em「よかった。…昨日、お二人に会いましたよね。その後何だか懐かしい感じがして……夜に夢を見たんです。Aさんと出会った頃の事と、昨日も図書室で言われた…私の瞳について話してた時の事が出てきました。それで起きたら頭痛がして…」
『私も、思い出した時そうだった。私は大先生と会って、前世で出会った時のセリフ言われて懐かしいなって思って…その日の夜に同じように夢を見た後起きたら頭痛がして―』
ut「…ひょっとして思い出すための切っ掛けって、キーワードみたいなんを言われること…?」
『なの、かな?』
em「まだ確証とはいかないですね…。大先生はどうやって?」
ut「僕は生まれた時から記憶があったんよ」
em「え…。じゃあ私たちの事も知ってたんですか?」
ut「おん。知らんふりするのも一苦労やったで」
em「それは…何と言うかすみません」
エミさんがシュンとして俯いてしまう。
それを励ます様に大先生はポンポンと肩を叩いた。
ut「そんなん気にせんでええよ。またこうやって集まれたのすら奇跡やと思うし。けど思い出してくれたんは素直に嬉しいんや。ありがとな、エミさん」
em「お礼を言われる様な事では…。……あの、それでAさん」
『うん?』
そう言うとエミさんは私の手を持ち上げギュッと握ってくる。
ななななな何!?
だが握った当の本人も顔が真っ赤だった。
ut「ちょお!?」
em「こうして…また貴女に会えたことを嬉しく思います。私はあの時城で待機していたから…。あの時ほど前線にいたいと思った事はありません」
『エミさん…』
そこにさらに大先生の手も乗せられる。
うん?
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狐闇時 (こやみとき) ゾムさんすこ 歌い手目指してます! - まだ全部は読めてないのですが、むっちゃ面白いです!! ちょくちょくコメントかきにきていいですか。。。! 名前のところは狐闇時だけです!! (7月29日 21時) (レス) @page11 id: 558a88220b (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます!knさんは漸く思い出しました…先は長いですw (2020年5月17日 23時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 思い出してほしいですなぁ (2020年5月16日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - わぐさん» コメントありがとうございます!読んでいただけて嬉しいです!今は外出できないからこそこういう楽しみがあるのって大事ですよね…!お気遣いありがとうございます^^ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - 紫【ゆかり】さん» 優しさ、大事っスな! (2020年5月16日 9時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:淋 | 作成日時:2020年5月5日 20時