パーティー？ ページ46
朝から何だか様子のおかしかったシッマとの約束通り、お昼休みに大先生と屋上に来た。
エミさんにゾムがいないかの確認を大先生が頼んでいたようで安心して行ける。
屋上に行くと、そこにはエミさんとシッマがいた。
em「ああ、お疲れ様です。ゾムさんがいましたけど話がしたいからって説得して別の場所に行っていただきました」
『そ、そうなんだ。よかったのかな…？』
em「ゾムさんなら他にもお気に入りの場所があるみたいですから大丈夫ですよ。本人もすぐ了解してくれましたし」
『そっか。…それでシッマ、話って―』
私の言葉が終わらない内に、シッマから抱きしめられる。
咄嗟の事で全く動けず、何でこうなっているのかわからなかった。
シッマは泣いているようだった。
『シッマ…？』
em「コ、コネシマさん！？」
kn「…すまん。ちょっと、こうさせてくれ…」
『え？え？』
まだよくわかっていない私とエミさんだったが、大先生が静かにシッマに語り掛けた。
ut「…シッマも、思い出したんやろ？前世の事」
em「『！！』」
kn「…やっぱお前らもそうなんやな。通りでやたらつるんでると思ったわ」
『シッマ…』
それから少ししてシッマは落ち着いたようで、身体を離してくれた。
私たちは思い出した順番や、キーワードが切っ掛けになっているかもしれない事を話す。
kn「あー…。確かにキーワードはあるんかもしれんなぁ。夢に出てきたAのセリフ、ほぼほぼ昨日言われた事と一緒やったし」
em「ならこれで確定ですね。そういえばAさんはどうです？記憶の方は」
『あ…！そう言えば確かに昨日夢見たよ！シッマと最初に喧嘩したとことか…』
ut「って事はAちゃんの記憶は誰かの記憶が戻るたびに少しずつ戻って行くって事みたいやな」
kn「それやったら他の連中のも戻したらええんやないか？」
ut「いや。キーワードが何かわからんし、自然に任せようって話で一致しとるんよ」
kn「そうか…。なあA。もし生徒会に誘われたらどうする？」
『え…。それは…ないんじゃないかなぁ。あんな事したばっかりだし…』
kn「トントンも謝っとったし、むしろグルッペンは面白いって思いそうやけどな」
『ううーん…。でもたぶん、いきなり女子が生徒会入ったりすると周りがちょっと怖いかな…。あと目立ちたくないしめんどくさいし…』
kn「あー…。またあんな事が増えるかもやしな…。うし、わかった！それはもう言わんわ」
『ありがとシッマ』
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狐闇時 (こやみとき) ゾムさんすこ 歌い手目指してます！ - まだ全部は読めてないのですが、むっちゃ面白いです！！ ちょくちょくコメントかきにきていいですか。。。！ 名前のところは狐闇時だけです！！ (7月29日 21時) (
レス) @page11 id: 558a88220b (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！knさんは漸く思い出しました…先は長いですｗ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 思い出してほしいですなぁ (2020年5月16日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - わぐさん» コメントありがとうございます！読んでいただけて嬉しいです！今は外出できないからこそこういう楽しみがあるのって大事ですよね…！お気遣いありがとうございます＾＾ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - 紫【ゆかり】さん» 優しさ、大事っスな！ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：淋 | 作成日時：2020年5月5日 20時
