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em side
今日は図書委員の誰も都合がつかず図書室に行けないという事で、私が生徒会の集まりを早めに抜けさせてもらって向かう事にした。
図書室に行ってみれば見慣れない女生徒が本棚の上の方を見てある本を取ろうとしているのがわかり、代わりにその本を取って渡す。
渡す時に何だかきょとんとしていたが、少しだけ目が見開いていたからあれは驚いていたのだろうか。
表情があまり動かない方なのかもしれないと思いつつ遅くなったことを詫びた。
私が生徒会役員だという事も知らなかったようだが、転校生で始業式に出ていなかったのならそれも仕方がない。
ここまで話していて、彼女は他の方たちとは違う気がした。
大体生徒会を見て騒いでいる女生徒たちは外見しか見ていない。
その人物が何をしようとただただ騒ぐだけで、中身を見ようとはしていないのだ。
私の場合はそこにさらに瞳の問題が引っかかってくる。
私の瞳は色素が薄く、白目に見られやすい。
それが気味悪がられることも多いし、実際それで怖がっている生徒がいる事も知っている。
だからなるべく彼女の目を見ずに話していたのだが、彼女は騒ぎ出すわけでもなく気味悪がるわけでもなく普通に接してくれた。
だから…彼女に話してしまったのかもしれない。
自分の瞳で悩んでいることを。
それでもやはり嫌な話を聞かせてしまったと謝罪すると、彼女から驚くべき言葉が出てきた。
『気味悪いなんて事絶対ありません。貴方の瞳はとても綺麗ですよ』
正直、本当に驚いた。
そんな事を言ってくれた人は今までいなかったから。
親にですら言われた事などなかった。
でも…なぜだろう。
その言葉にどこか懐かしさを感じてしまったのは。
その後大先生が迎えに来た事も驚いた。
彼女でもないのに、むしろ今まで彼が付き合っていた女性に向けていたものよりも慈しむような眼差しを向ける彼に。
それになぜかモヤモヤした気分を感じた自分にも。
でもこれは彼らの問題で私が割り込む事はできない。
そう割り切って、図書室の鍵を閉めて帰路に着いた。
そしてその夜、私は夢を見た―。
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狐闇時 (こやみとき) ゾムさんすこ 歌い手目指してます！ - まだ全部は読めてないのですが、むっちゃ面白いです！！ ちょくちょくコメントかきにきていいですか。。。！ 名前のところは狐闇時だけです！！ (7月29日 21時) (
レス) @page11 id: 558a88220b (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！knさんは漸く思い出しました…先は長いですｗ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 思い出してほしいですなぁ (2020年5月16日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - わぐさん» コメントありがとうございます！読んでいただけて嬉しいです！今は外出できないからこそこういう楽しみがあるのって大事ですよね…！お気遣いありがとうございます＾＾ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - 紫【ゆかり】さん» 優しさ、大事っスな！ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 581caf22ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：淋 | 作成日時：2020年5月5日 20時
