スキに意味なんてない。【オリジナル小説】

＃２４ ページ26

あなたside



『ほー。で、それで？』


「これを意識してみて！あと、告白は直接ね！」


『これやって、なんの効果があるの？ どうせ‥‥』


「いや、でまかせなんかじゃないよ。

　こういうのって、やってて楽しいでしょ？」


『まぁ、確かに楽しいけど‥‥。』


「それがミソなんだよ。

　本当のねらいを言っちゃうとアレだけど、こういうのは心理的な状態を変えるんだよ。」


『へぇ。どういう意味？』


「うーんと。簡単に言えば、やっていれば、告白は成功する！相手に想いが伝わる！

　って思いこませてるの。だってそう思えば、自信がついてなんでもうまくいく気がするでしょ？」


『まぁ、確かに。』


「それに、これをやれば“集中力”や、“自己に関する意識の向上”

　とかが、出来てくるんじゃないかな。あくまで自分の考えだけど。」


『へぇ。まぁ、ありがとな弟よ。』


「なんだよ、その言い方。

　僕は、ねぇちゃんの力になりたいワケじゃなくて記憶力や、説明力をテストしてただけだから。」


『あらそうですか。』


「まぁ、頑張れ。僕は勉強しなきゃならないからもう行くね。」


『うん。てか、なんの勉強？』


「法律だよー」



私は、弟もたまには良いことをしてくれるな、と思った。

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＃２４に出てくる、心理テストなどの見解は、あくまで作者である、私が考えたものです。

間違っている可能性の方が高いので、鵜呑みにしないでください。m(__)m

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