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上田サイド
赤西「上田､ずっと気になっていたことがあるんだけど…」
上田「うん?」
何だよ､急に｡しかも､ずっと気になっていた事って｡
赤西「お前､女じゃないよな…?」
上田「なっ!違うわっ//」
赤西「すまんすまん(^_^;)｡お前を初めて見た時､女みたいな顔立ちをしていたからさ」
上田「はぁ…まぁ､俺は気にしてねぇけど｡じゃあ､行くわ｡じゃあな､赤西」
俺は背を向けて､赤西に手を振ってから､
陽だまり湯に向かって､坂を上っていった｡
午後も琳寧やご家族から銭湯の仕事を学び､あっという間に時間が過ぎた｡
多少､慣れない部分はあったが､
パパさんの言う通り､ゆっくりと覚えていこうと思う｡
夜は琳寧､みたらしだんごと一緒に受付の仕事をする事になった｡
琳寧「…」
みたらしだんご「にゃ〜(´・_・`)?」
琳寧の奴､さっきから元気ねぇな｡
みたらしだんごも､心配そうな表情しているし｡
上田「なぁ､みたらしだんご｡琳寧､どうしたんだよ?」
みたらしだんご「にゃあ…(´・_・`)」
って､猫に聞いても分かるわけねぇか…(-_-;)｡
音杏「上田さん｡ママが夕飯を作ったんで､琳寧と一緒に食べて下さい｡受付は音杏がやるので(^-^)」
上田「あぁ､サンキューな｡おい､琳寧｡飯､食いに行くぞ」
琳寧「はい…(´・_・`)」
食欲なさそうな弱々しい声｡
コイツ､食べるのが好きだってご両親から聞いているのに｡
上田「音杏さん｡コイツ､何かあったのか?」
音杏「えっと…(・_・;)」
琳寧「音杏｡琳寧から話すから､いいよ」
音杏「琳寧…(´・_・`)」
琳寧「師匠､夕飯を食べに行きましょう｡音杏､受付とみたらしだんごを頼むね」
上田「あっ､琳寧!」
俺は､ダイニングルームに行く琳寧の後を追った｡
琳寧サイド
琳寧の母「今日､克樹くんと亮太くんが釣ってきた魚をお裾分けしてくれたんです｡色んな鯛料理を作ったので､どうぞ召し上がれ(*^^*)」
上田「いただきます…(昼飯も魚だったが､仕方ねぇな…)」
テーブルの上には､ママが作った鯛料理が置いてあった｡
師匠は何故か戸惑いながらも食べ始めるけど､
琳寧はそんな気分になれない｡
師匠がお昼休憩に行っている間､
柄の悪い男性2人が入ってきたのが理由だった｡
あの2人はお客さんではなく､人を探しているって言っていたかな…｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年4月2日 0時
