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上田サイド
音杏「あっ､上田さん!法被､着たんですね(^^)」
琳寧と一緒に店内に来ると､同じく法被を羽織った音杏さんが話し掛けてきた｡
上田「お､おう｡似合うか…?」
音杏「はい､お似合いですよ(*^^*)!」
上田「そうか…サンキューな」
妹さんに褒められると､琳寧以上に素直に嬉しい｡
まだ開店前だが､俺は何をすればいいんだ?
音杏さんはママさんと一緒に､女子更衣室の掃除に行っちゃったし｡
すると､パパさんが話し掛けてきた｡
琳寧の父「上田さん｡早速ですが､入り口前に暖簾を掛けるのを手伝っていただけますか?」
上田「暖簾…あっ､分かりました」
琳寧の父「じゃあ､琳寧｡やりながら､教えてやって」
琳寧「はーい(^-^)!」
暖簾を持ったパパさん､琳寧と外に出る｡
パパさんから暖簾を渡され､琳寧と一緒に掛ける事に｡
琳寧「もう少し奥に…あー!行き過ぎです(^_^;)!」
反対側を持っている琳寧に注意され､持っている手が滑りそうになる｡
難しすぎないか?暖簾､重たいし…｡
琳寧「その辺でいいと思います｡パパ､どう?(・・?)」
琳寧の父「うん､ちょうど良い所だよ｡じゃあ､掛けてください」
琳寧&上田「せーの」
声を合わせ､暖簾を出入り口前に掛けた｡
琳寧の父「おー､良い感じ(^-^)!じゃあ､次は出入り口前の掃除をお願いします」
上田「はい」
琳寧「掃除用具､持ってきますね(*^^*)!」
上田「あー､俺も行くわ｡どこにあるか覚えたいし」
掃除用具を持ってきて､箒でサッサと出入り口前を掃いていく｡
あんまりゴミが無いが毎朝､綺麗にしているんだよな…｡
深澤「今日も明日も矜羯羅っちゃう♪だけど転んで矜羯羅がってcongratulationsさ♪」
この呑気な歌声と自転車の漕ぐ音は…｡
深澤「あっ､上田さん!おはようございます(^_^ゞ)!」
自転車から下りて､敬礼するお巡り｡
上田「えっと…滝沢?」
深澤「違うっす(＞_＜)!(それ､ドリームミュージックの社長の名字だよ…(ーー;))」
上田「じゃあ…河合か?」
深澤「わざと間違えてません(^_^;)?(それは､バラエティー番組のMC…(ーー;))」
上田「わざとじゃねぇわ(ーー;)」
深澤「深澤っすよ!深澤辰哉!」
上田「悪かったよ…｡ところで､朝っぱらからパトロールか?ご苦労さん」
深澤「あざっす(^^)!うん?法被を着ているということは､上田さん…」
上田「あー､銭湯を手伝うことにした」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年4月2日 0時
