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琳寧サイド
派手な赤髪で､カラフルなペイントが散りばめられた白いパーカーに黄色のショートズボンスタイルの男性は､
ブティック『ブリエ・エトワール』の店長､増田貴久さん｡
ファッションデザイナーもやっていて､誰でも着こなせる服を作るので､
店長のファンは多く､注文を殺到することが度々､あるんだとか｡
黒髪にカラフルなパーカーを羽織っていて､
いくつものペイントが塗られた､白いズボンスタイルの少年が松島聡くん｡
店長の従弟で､琳寧の1つ年上で来月から高校2年生になる｡
絵も上手くて､お店のホームページの絵は聡くんが描いたんだよね｡
上田「上田…竜也…だ」
上田さんは緊張気味になりながらも､2人に挨拶した｡
増田「上田くんね｡ブティック『ブリエ・エトワール』の店長で､ファッションデザイナーの増田貴久です!よろしくね(^-^)!」
聡「従弟の松島聡です(^-^)!」
上田「お､おう…」
琳寧「あの､上田さんに似合う服のコーディネートをお願いしたいんですけど」
増田「OK!任せてちょうだい(^^)!聡､手伝って」
聡「はい､お兄ちゃん(^^)!」
上田「あっ､おいΣ( ﾟДﾟ)!」
増田「フィティングルームへご案内〜(*^^*)♪」
店長に押される形で､上田さんはフィティングルームに入っていった｡
聡くんは､いくつもの服を持って店長に続いて､入っていく｡
ポカーン…琳寧､1人になっちゃった(^_^;)｡
まぁ､待ちましょか…｡
上田がフィティングルームに入って､数十分後…｡
琳寧サイド
スマホを操作して待っていると､シャッとカーテンの開く音がした｡
琳寧「(か､可愛い…)」
増田「どう?めちゃくちゃ良いっしょ(^^)!?」
琳寧「はい(^^)!」
上田「(ハ､ハズイ…//)」
フィティングルームから出てきた上田さんを見て､息を呑んだ｡
大きな青い蝶が描かれた白いシャツに､上に羽織っているのは青いギンガムチェックのジャケット｡
下は､青い蝶が裾にプリントされている黒のロングズボン｡
そして､黒い紐のショートブーツ｡
上田さんの甘栗色の髪とマッチングしていた｡
聡「上田さんのリクエストに応えて､お兄ちゃんと話し合って決めたんだ(*^^*)!」
琳寧「上田さん､いかがですか?」
上田「よく分からねぇけど､いいんじゃないか…//」
コーディネートしてもらった服を着て､照れてしまう上田さん｡
男らしいのに､可愛らしいなぁ…(*^^*)｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年4月2日 0時
