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琳寧サイド
みたらしだんご「にゃあ〜」
琳寧「みたらしだんご､君は留守番だよ(^_^;)」
みたらしだんご「にゃ〜…(｀ε´ )」
いじけるように口を尖らせる､みたらしだんご｡
さすがに､猫は連れていけないよ(^_^;)｡
バスに乗せる訳には､いかないもん｡
上田サイド
朝飯を食い終え､部屋に戻ってジャージ(パパさんのを借りた)から､
白いYシャツと黒いズボンに着替えて､1階に下りた｡
既に､長袖で白と赤のボーダーシャツに黒ズボンの琳寧が待っていて､リュックを背負っている｡
琳寧「準備できました?」
上田「あぁ､行こうぜ」
琳寧「はい!じゃあ､パパ､ママ､音杏､みたらしだんご｡行ってきます(*^^*)」
上田「行ってきます…」
音杏&琳寧の両親「行ってらっしゃ〜い(*^^*)」
みたらしだんご「にゃあ〜(*^^*)」
ご両親と音杏さん､みたらしだんごに見送られながら､
琳寧と坂を下って､バスの停留所に向かった｡
琳寧「上田さんはバスに乗るのは､初めてですよね」
上田「あっ､あぁ…」
琳寧「上田さんの分は､琳寧が払うので(^^)」
上田「悪いな…」
そんな話をしていると､後ろからエンジンの音と一緒にバスがやって来た｡
先に乗った琳寧が「中学生1人､大人1人です」と､カードらしき物でタッチする｡
俺達は後ろの2人席に座り､バスが動き出す｡
天気予報でも言っていたが､今日は本当に良い天気だ｡
雲が1つも無い青空で､遠くに見える海が輝いているように見える｡
上田「(海…)」
海を見て一瞬､考えた時､やがて木々が覆って見えなくなった｡
道を曲がり､住宅街を通り過ぎ…｡
アナウンス『次は商店街前〜』
琳寧「あっ､下りますよ」
琳寧が近くに設置してあったボタンを押すと､
ピンポーン♪と鳴った｡
やがて､バスが停まって扉が開き､
琳寧の後を追って､バスを下りる｡
走っていくバスを見送ると､琳寧の後を着いていった｡
琳寧「ここが隣の街の商店街です(^-^)!」
上田「すげぇ…」
バス停から少し歩くと､大きなゲートが見えた｡
ゲートの前に立ち､思わず見上げてしまう｡
にしても､人が多くねぇか?
琳寧「今は春休みだから､賑わっていますね｡逸れたらマズいので､手を繋ぎましょ(^^)」
上田「なっ…//｡恥ずかしいから､やめろっ//」
琳寧「またまた〜｡遠慮しないで下さい､行きますよ(*^^*)」
上田「あっ､おいっ//」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年4月2日 0時
