筋肉と甘栗の条件 (ページ21)

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琳寧サイド

アナウンサー『時刻は7:10｡続いては､お天気です｡阿部くん!』

阿部『はい､おはようございます!お天気お兄さんこと､阿部亮平です(*^^*)!』

上田「誰だ?アイツ」

紅茶を一口飲んだ上田さんが､

テレビに映っている男性を見て聞いた｡

この人､芸能界には疎いのかな(^_^;)?

音杏「テレビ・アクエリアスで放送されている､朝の情報番組のお天気お兄さん､阿部亮平さんです｡気象予報士の資格持ちのタレントなんですよ(*^^*)」

上田「気象予報士?そんなに凄いのか?」

琳寧の父「まぁ､そうですね｡だけど､気象予報士の試験に合格できる人は僅かだと､聞いたことがありますよ」

琳寧の母「確か､5%前後だったかしら?」

上田「へぇ～…(テレビに映っているコイツ､凄ぇな…)」

ちなみに､克樹は阿部さんの大ファンなんだけど､

看板息子で本髙食堂を手伝う毎日を送っている事もあって､

なかなか会えないことを嘆いているんだよね(^_^;)｡

阿部『今日､東京は一日中､ポカポカの陽気ですので､お出掛けするのも良いし､洗濯物を干すのも良いですね(^-^)!以上､お天気でした(*^^*)!』

琳寧「そうだ｡パパ､ママ｡今日､銭湯､休みなんだけど」

琳寧の父「うん｡それが､どうした?」

琳寧「折角だから､上田さんを連れて隣の街の商店街に行こうと思うんだ｡駄目かな?」

商店街で色んなお店に行けば､

上田さんは自分の職業を思い出すかもしれない｡

その事を両親に話した｡

琳寧「後ね､上田さんに洋服とか買ってあげたいんだけど…無理だよね(´・_・`)」

上田「琳寧｡気持ちは有り難いが､そこまでしなくても…」

琳寧の母「上田さん｡服が無くて､困っているんでしょう?だったら､プレゼントしてあげたいぐらいですよ(^^)」

上田「でも､申し訳ない気が…(-_-;)」

琳寧の母「琳寧｡これ､あなたに預けておくから､上田さんと2人で楽しんでおいで(^-^)」

上田「(人の話､聞いて下さい…(-_-;))」

琳寧「ええっ!?こんなに(;ﾟдﾟ)!?」

ママから､10枚のお札を琳寧に預けた｡

…って､しかも福沢諭吉さんじゃない(;ﾟдﾟ)!

いつの間に貯めていたの!?

琳寧の父「ママ､何で!?」

琳寧の母「貯めていた貯金の使い道が無かったから､ちょうど良かったのよ｡しかも昨日､下ろしてきたからね」

琳寧「マジか(^_^;)｡あっ､音杏も一緒に行く?」

音杏「音杏はいいよ｡2人で楽しんできて(^^)」