検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:97,358 hit

62 ページ12

-you side-

妖精「っしょ。」


すぐ隣のベランダから自分の家のベランダに飛び移る。


ミン・ユンギにどうやって来たか聞かれた時ちゃんと「飛んで来た」って言ったのに。


あいつ、ちょっと遠くを見つめやがった。


嘘ついてないもん。飛んで来たんだってば。


………まあ、「隣のベランダから飛び移って来た」でもよかったんだけど。


隣に住んでることばれちゃうから。それはめんどい。


窓から入って靴を玄関に置きに行く。


銀色の靴履くと、本当に空を歩けそう。無理だけど。


鞄から持っていったものを出して、元の場所へ。


アロマキャンドルはストックが置いてある棚。クリームは枕元の小さい引き出し。


よし、ウサギはベッド。


…………このウサギ人に貸したの初めてだね。


妖精「ウサギ…………日帰り旅行はどうだったかい?」


そういいながら抱きしめてベッドに座る。


妖精「……………お?」


ウサギの頭を嗅ぐ。これは…………


妖精「………ミン・ユンギの匂い?」


………ウサギさんよ。


妖精「…………男の匂いつけて帰ってくるとは………大人の階段登ったね。」


そうかそうか、この家に来た時サンタのおじさんが引っ越し祝いにって買ってくれたお前も、大人になって行くんだね。


新品のぬいぐるみ特有の匂いが付いてたから、一回洗濯してスプレーもして私の匂いつけたんだっけ。


妖精「…………ウサギ………」





夕焼けの光でオレンジ色に染まる部屋の中で、


ウサギのぬいぐるみ相手に一人で感傷に浸る妖精なのでした。




ウサギ「(日帰り旅行というか、君に出張させられた、の方があってんじゃない?)」

63→←61



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
199人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , BTS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Rio。(プロフ) - 水曜日でしたら“Wednesday”ですよ Thursdayは木曜日ですよ (2018年2月2日 18時) (レス) id: 592f5319c1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りー | 作成日時:2017年3月31日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。