検索窓
今日:6 hit、昨日:7 hit、合計:97,363 hit

61 ページ11

-YG side-

JN「なぁに?このいい匂い…


ユンギこんな趣味あったっけ?」


ジニヒョンが部屋に入ってきてからずっと鼻をクンクンして匂いの元を探っている。


そして、恐ろしいことに確実にアロマキャンドルに近づいている。


……嗅覚犬なのか?


そしてキャンドルの置いてあるサイドテーブルの前でピタッと止まって、


JN「あ、アロマキャンドルかぁ!!誰かからもらったの?」


そう言って火の消えたキャンドルを持ち上げてさらに嗅いでいる。


YG「まぁ、そうですね。


…………ヒョン、そんなに嗅いで鼻バカになりません?」


JN「ならないよー、こんないい匂いなのに!!


はぁ、ずっと嗅いでたいなぁ………」


………………なんかやだな。妖精が俺のために持ってきたキャンドルなのに。


JN「………はっ!アロマキャンドルってことは!!」


ジニヒョンは何か思いついたのか、いきなりキャンドルを置いて自分のベッドの方へ。


そしてそのまま


JN「わー!!やっぱり!!!俺のベッドまで匂いついてる!!!


いい匂い〜。今夜はゆっくり寝れそう…………。」


ベッドにダイブして布団に顔を埋めた。


ヒョン、そんなに埋めたら高い鼻が物理的にもダメージ受けますよ。


マジで鼻に負担かけすぎでしょ…………。


……………でも、なんか…………


イラつく。ジニヒョンまでこの匂いを感じながら寝るのが。


妖精にクリームを塗ってもらってる間に妙な気分になったのを思い出す。


あの時妖精が雰囲気ぶち壊すこと言ってなかったらどうなってた?


…………って、そうか、クリーム。


着ているTシャツの襟元を少し嗅いでみる。


………やっぱり。アロマキャンドルとは同じ系統だけど、優しさの混じったあのクリームの匂いがまだ残っていた。


しかも、これ妖精の手で直に塗ってもらったんだよな。


未だにベッドに寝っ転がっているヒョンを見る。


…………このクリームの匂いはヒョンも知らない。


俺しか知らない、妖精のクリームの匂い。


この匂いだけは知られるものかと謎の決意が芽生える。


YG「………ヒョン、鼻そろそろ取れますって。」


そう声をかけると、


JN「えっ、それはダメ!!僕の完璧な顔を構成する鼻が取れたりなんかしたら絶対ダメ!!」


って叫びながらバッと起き上がった。


今日も安定のナルシスト、ジニヒョン。

62→←60



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
199人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , BTS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Rio。(プロフ) - 水曜日でしたら“Wednesday”ですよ Thursdayは木曜日ですよ (2018年2月2日 18時) (レス) id: 592f5319c1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りー | 作成日時:2017年3月31日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。