【黒尾鉄朗】リ ン ネ【ハイキュー】

第六話『部屋』 ページ6

「Aちゃん、今日から宜しく!!此処はもう貴女の家だから、遠慮は無しよ?」

A「はい。ありがとうございます幸子(ｻﾁｺ)さん。弘和(ﾋﾛｶｽﾞ)さん。」

弘和「Aの部屋は、二階へ上がった階段に一番近い部屋だ。トイレやお風呂は一階。分からない事があれば聞いてくれ。」

A「ありがとうございます。(ﾆｺｯ」


久しぶりに表情筋使ったかも、なんて思いながら自室へ向かう。



あの電話が来てから２日。


今日は日曜日だから荷物等を運んだ。



もう私は此処に住むことは決まって、後は今まで居た家を売るだけだ。


部屋にひとつ、窓があった。


和室独特の匂いを嗅ぎながら窓を開けると･･････


A「おぉ･･････!!」


これは憧れていた屋根に登れる感じのやつ!!


自然と顔が緩む。




小さなちゃぶ台の机が部屋の隅に、クローゼットに襖。

障子にざらざらした壁。



なんだか和風で落ち着く部屋だった。


此処は私の家があった方とはまた違う方向。


学校の近くの今は動いていない駅を線路沿いに歩いたところ。




確か、鉄朗の家も此方だっけ･･････





今日は珍しく楽しい一日だった。

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