38 Ren side ページ8
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ちょーびびった。
素直に。
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現れた彼女は、
前一緒に仕事をした子やった。
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岸くんて、
結構積極的なん？
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だって、仕事一緒にした相手に
手え出すなんて思わんやん？
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まあ、それほど惚れてもうたんやろな。
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廉「お久しぶりです、永瀬です。」
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「お..お久しぶりです。」
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なんとなしに緊張してるのが伝わった。
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それと同時に、
今後
なぜかこの二人と自分が
深く関わることになるかもしれない______
そうも思った。
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とりあえず、
初々しい二人を見てると、
なんかわらけてた。
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Aさんて、
普段はこんな感じの人なんだ。
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岸「Aちゃん、何飲む？」
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「とりあえずビールで..」
廉「Aさん、お酒結構飲むん？」
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「何lか今日は、
飲まないとやってけない気がして..(笑)」
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岸「でもAちゃん、
いつもめっちゃ飲んでるよ！
めちゃくちゃつえーんだから(笑)」
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「き、岸さん、！
そんな飲むキャラにしないでよ..(笑)」
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廉「なあ、あんたら
付き合ってるっていうのに
まだその呼び方なん？
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Aさんに至っては苗字でさん付け?!
..ありえへんわあ..」
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二人とも、お互いにその辺は
分かってたような顔して
俺の方を見る。
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優太に至っては
"よくぞ言ってくれた..!"
みたいなキラキラした目も向けてきた。
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岸「タイミングがね..？」
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廉「そんなん、
今やろ。
..ほら、ゆうてみ。」
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なんで?!みたいな顔をする二人が
おもろくてしゃーなかった。
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岸「A...?」
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「優太...くん?」
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なんで...
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廉「なんで二人とも
クエスチョンマークやねん。
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ま。
これは俺のおかげやなー。」
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岸「そう、だね。
廉のおかげだわ！
..ありがとう。」
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「..ありがとうございます。」
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そんな二人をぼーっと見ていると
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岸くんはこの人と
一緒になるんかな？
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なんか、ふとした直感だけど、
そんな気がする、っていう
確信づいたものに近いようなのが
降りてきた。
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作者名：りりん x他1人 | 作成日時：2019年4月13日 9時
