恋とは何者か。 2nd season __kishi yuta__ (ページ11)

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優太くんと最後に会ってから、

1ヶ月が経とうとしている。

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今の彼は

ライブに舞台...

と大忙しなわけで、

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私からの連絡は、さすがに控えてた。

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それでも、

彼からは毎日

写真が送られてきてて

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『今日の筋肉。』

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毎日、

ふざけた体制で撮られた

こればっかりだけど

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返信も、

『すごい！』

とか..

そんなものしか送ってないけど、

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今の私たちを繋いでくれてる

唯一のもので、

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彼の写真は

一枚、一枚、

私のフォルダの中に

納めていた。

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気持ち悪いかな..?

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彼には、

内緒にしておこう。

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亜「A～!

超いいお知らせがある！」

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「んー?何？」

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亜「あの..！あの！

キンプリ様のライブのチケットが取れた～！」

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「へ...？」

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亜「キンプリだよ！

前仕事してたじゃーん！

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あの時遠目で生で見えちゃった時の..

あの永瀬廉の横顔が忘れられなくて..!

ファンクラブ入ったら、当たっちゃった！」

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「へ、へぇ～..!

すごいじゃん！」

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何か嫌な予感がした私は、

興味が無いフリをして

自分のデスクに体を戻した。

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亜「すごいじゃん！...じゃないよ！

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2枚あるから、

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一緒に行こう？」

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やっぱり..

絶対、くるとおもった。

「..無理。

行かない。」

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亜「お願いお願いお願い..!

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一生のお願い..!

一緒に行く人..いないの。」

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でたでた..

亜紀の得意なやつ。

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これを出してきた亜紀を

断れた事は、

一回もない。

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絶対に、引き下がらないから。

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ってゆうか..

半強制的に

いつも連れてかれてる..

「断っても無駄なやつじゃん..」

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亜「そう..!

当たりー！

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決まりだね！」

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ここで変に勘付かれても嫌だし

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素直に受け入れた方がいいのかな？

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「んー..

まあ、良いけど、

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そんなに、

分かんないからね？」

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亜「やった～！

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大丈夫、大丈夫..♩」

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どんな顔して行こう、？

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仕事してる彼の姿なんて

生で初めて見る。

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彼には絶対見に行く、

なんて言えないし

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バレたくもない..

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まあ、

見えないか..な？

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