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久しぶりに見た彼の姿は、
少し痩せていた。
.
このところ、
テレビをつけたら必ずと言っていい程
彼らの姿を目にする。
.
出会った時よりも
増して、忙しそうだな。
.
「A、あちらにお茶出してきて、」
.
よりによって私？
.
背中からは、彼の視線を痛い程に感じる。
.
「ごゆっくりどうぞ」
そう言って
すぐに出るはずだった私の手は
彼に引き止められていた。
.
体の割に大きな、ゴツゴツとした
その手で掴まれると
彼も男なんだなあと思うことがある。
.
優「また、ご飯誘ってもいいかな？」
.
彼の声は、少し震えているように聞こえた。
私はあんまりだ。
どうして、こう
都合のいい女になってしまうんだろう。
「ご飯くらいならいいけど」
自分から発せられた言葉に驚き、
落胆した。
.
優「よかった...
俺、嫌われてない？」
.
「嫌う理由なんか、
ない。」
.
彼は安堵したかのように
表情がパッと明るくなった。
.
.
彼と食事をしたのは
2日後のことだった。
.
いつもとは、違う場所で。
お気に入りのピアスをつけ、
鏡に映る自分に問いかける。
.
本当に行っちゃうの？
.
正直、
今の自分の気持ちがわからない。
.
岸さんに、応えられる
そんな回答なんて出ていない。
こんな中途半端な自分で
.
純粋に追いかけるファンのことを考えると、
胸が苦しくなる。
.
こんなことを考えてしまう自分にも
少し腹がたつ。
なに、その気になってんの？って。
.
答えが見つからないまま、
岸さんの待つところへと向かった。
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りりん(プロフ) - まり姉様)わわわ、ごめんなさい！！！すぐに直します！！ご指摘ありがとうございます！ (2019年4月8日 22時) (
レス) id: 1e956b3dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - 苗字の変換が出来ないですよ〜！！入力してもデフォルトの山田のままになってます (2019年4月7日 16時) (レス) id: 1b60a2d7db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりん | 作成日時：2019年4月1日 16時
