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あれから
何度か、岸さんと食事をした。
.
それはいたって普通で、
お互いの仕事の話とか
友達の話とか
.
私自身も、
"キンプリの岸優太"とご飯
という事柄に、
少しばかり慣れてはいた。
.
ラインでのやり取りが
苦手だという彼は、
たまに電話をかけてくる。
"pluuu..."
「はい、もしもし」
岸『あ、俺！
今夜、ご飯でもどう？
いつもの店で。』
「ん、いいよ。
じゃあ何時もの時間ね。」
.
彼がご飯に誘ってくるときは、
いつもの店へ、いつもの時間に
出向ける時だけだ。
.
こんなにもアイドルと
親しくしていいものなのか？
時に不安がよぎる時もあった。
.
会社が休みだった私は、
お気に入りの
揺れるピアスをつけて
"いつもの店"へと向かった。
.
店「お連れ様がお待ちです。」
.
初めてだった。
彼が、私よりも早く着いていることが
何かあったのかな？
とか、そんな心配までしちゃうレベルで。
.
奥の席を開けると、
彼の姿があった。
「今日は、早いんだね..」
優「ん、まあね。
こういう日もあるんだよ。」
彼の目尻にシワを
寄せて笑う笑顔は
好きだ。
.
何だかとても、
守りたくなる。
だからこそ、
一線は超えてはいけない
そう確信できる。
.
優「今日は、
大事な話があって。
.
だから、
ちょっとそわそわしちゃって。」
「大事な話？」
.
私だってもう大人だ。
こんな雰囲気で、
こんなこと言われたら
大体想像もつく。
でも..
お願いだから、
そういう話ではありませんように。
.
優「そろそろ
..僕の彼女になってくれませんか？」
.
やっぱり、
男女の友情なんて
ありえないんだ。
「ごめん。
そういうのは、
無理..
かな。
そんな気、
無いよ。」
最後に、
へへ、と付け足してみたけど
彼の表情はまだこちらを
まっすぐ向いていて
.
ちょっとストレートに言いすぎたかな
暑くも無い店内で、
私の体温が上がっていくのが
わかった。
優「だよ、ね。
はは、ごめんごめん。
そうだよなー(笑)」
.
いかにも、
私が断ることがわかってたみたいに
暑い暑い、
なんて言いながら
彼は笑っていた。
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りりん(プロフ) - まり姉様)わわわ、ごめんなさい！！！すぐに直します！！ご指摘ありがとうございます！ (2019年4月8日 22時) (
レス) id: 1e956b3dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - 苗字の変換が出来ないですよ〜！！入力してもデフォルトの山田のままになってます (2019年4月7日 16時) (レス) id: 1b60a2d7db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりん | 作成日時：2019年4月1日 16時
