41話 ページ43
『
五条と傑は顔を見合わせた後、俺の方に向き直る
五「その限界っていつなんだよ」
『分かんないよそんなの。でも最初にこの術式を宿した女の子は体が再生の負荷に耐えられなくて死んだらしいし、俺も実を言うと死ぬのはこの間で初めてじゃないから』
わりとそのうちかもな
俺がそう言うと、五条が俺の胸ぐらを掴んで引き寄せてきた
五「なんで言わなかったんだよ」
五条はこう見えてもゴマ1粒分くらいは優しい部分があるから、きっとわりと重大なことを言わなかったことに怒ってるんだろうけど、俺からすれば言わない方が好都合だったんだからキレられたって仕方ない
『別に言ったって何も変わんないだろ』
五「隣で時限爆弾背負って生きられてもこっちだって迷惑なんだよ」
『は?なら俺に金輪際関わらなきゃいいだろ!』
五「そういう話してねぇよ!俺らの気持ち考えろっつってんだろ!」
夏「悟!落ち着け!Aも…」
『考えた結果言わなかったんだろ!?俺がこんな風に死んでも死んでも死にきれないような体に産まれてきたこと自体、俺でも気色悪いのに…お前らが気味悪がらない保証がどこにあるんだよ!こんな体に産まれたくて産まれたわけじゃ、…ないんだよ』
思ってたことがボロボロと口から出て、ただでさえ少ない友達に否定されたらどうしたらいいか分からなくて、五条の手を無理矢理振り払った
その手はすんなり剥がれて、立ち上がっていた五条の横にだらんと垂れ下がる
五「…気味悪ぃなんて言わねぇだろ。少なくとも俺らは」
『……だから分かんないじゃんって』
五「分かる。バカなお前は分かんねぇかもしれないけど俺は分かる。つか俺が言わねぇつってんだから言わねぇんだよ」
『…バカって言うな。それにお前俺のこと嫌いじゃん』
五「べッッッ……………つに………嫌い、ではねーし」
ありすぎる間に俺が少し吹き出すと、傑もクスリと笑った
夏「こんな仕事をしてる身だし、今更どんな術式を友達が持っていても何とも思わないさ。寧ろ凄いと思ってるよ。…まあでも強いて言うなら、もうあまり無茶はやめてほしいかな」
困ったように頭をポンと撫でてきた傑に、「うん、ごめん」と謝った
家「え?何それ凄。ちょっと解体させて」
『お前だけはホントヤダっ!!!!』
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いちご牛乳(プロフ) - 砂糖さん» ああああ‥‥ありがとうございます、、嬉しいです!!やっぱり絡み見たいですよね( ˙-˙ )笑書けたら書こうと思います(●´▽`●)頑張ります〜!! (2020年10月28日 0時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - いつも更新お疲れ様です!!男主の小説が少ないのでこの小説を書いてくださって感謝しかないです。年齢制限の絡み…気になります()無理のない程度に更新頑張ってください、応援してます! (2020年10月26日 22時) (レス) id: f640eaedb5 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - りんたろうさん» そんなふうに言って下さるととても励みになります…年齢制限のものは書ける暇があったら書こうと思います(^-^)頑張ります!ありがとうございます(´;ω;`) (2020年10月21日 17時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
りんたろう(プロフ) - いつも面白くて読ませて頂いています!!!!年齢制限のやつ…とてもみたいです()このご時世ですのでお身体に気をつけてお過ごしください!楽しみにしています! (2020年10月21日 3時) (レス) id: ba7f2d4d8d (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2020年6月28日 20時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2020年4月11日 3時