35話 ページ37
夏「アイツらなりに理子ちゃんのことを考えてのことでしょう。でもそろそろ、悟!A!時間だよ」
『んぇ?』
五「あ、もうそんな時間か」
15時には沖縄を出発する予定だ。それを分かったのか、理子ちゃんはシュンとして口を尖らせていた
五「傑、戻るのは明日の朝にしよう」
『さんせーい』
俺達がそう言うと、意図はもちろん分かっている傑も少し考えた後に「だが…」と言う
五「天気も安定してんだろ」
『それに傑、東京より沖縄のが
夏「もう少し真面目に話して」
それからフライト中に天内の賞金期限切れた方がいいと言う五条を横目に、俺は理子ちゃんの手を引いた
『カニ捕まえに行こう!数多い方が勝ちね!』
天「!うん!」
俺達は競争がてらに岩場まで走った
夏「悟、昨日から術式を解いてないな。睡眠もだ。今晩も寝るつもりないだろ。本当に高専に戻らなくて大丈夫か?」
五「問題ねぇよ。桃鉄99年やった時の方がしんどかったわ。それにオマエ……と、」
『イ゛ッッタ!?このクソカニ今すぐ茹でガニにしてやろうか!』
天「見よ!その大物!タラバガニじゃ!」
『浜辺でタラバガニが採れてたまるか!』
五「アイツもいる」
『これ今日来てる1年ズにあーげよ』
驚異的に気持ち悪い形をした貝殻を拾ってポケットにいれた。七海くん喜ばないだろうな〜。灰原くんは何あげても喜んでくれそうだけど
夏「A」
『あ、今行くー』
俺達はあれから普通に沖縄観光を楽しんだ。川をボートで渡ったりそば食ったり、水族館にも行った
五「何見てんの」
『サカナ』
俺がそう言うと「ンなもん分かってるわ」と言う五条に、少し笑った
五「え、俺に向けてそんな笑い方するとか珍し、キモ。なに?」
『別に。普通だけど』
本当にちょっと笑っただけなんだけどな……
五「…ふーん。傑と話してる時みてぇな顔してた」
『何それ?俺そんな態度違う?』
五「違う」
『へぇー』
他人事のように俺が適当に相槌を打っていると五条はムスッとした顔でこちらを見て、ため息を吐いた
『なんだよ』
五「うるせぇチビ」
『はぁん!?』
夏「ちょ、何してるんだい…」
五「『だってコイツが!!』」
なんだかんだ楽しい時間はあっという間に終わりを迎え、俺達は高専の結界内のすぐ側まで帰ってきた
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いちご牛乳(プロフ) - 砂糖さん» ああああ‥‥ありがとうございます、、嬉しいです!!やっぱり絡み見たいですよね( ˙-˙ )笑書けたら書こうと思います(●´▽`●)頑張ります〜!! (2020年10月28日 0時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - いつも更新お疲れ様です!!男主の小説が少ないのでこの小説を書いてくださって感謝しかないです。年齢制限の絡み…気になります()無理のない程度に更新頑張ってください、応援してます! (2020年10月26日 22時) (レス) id: f640eaedb5 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - りんたろうさん» そんなふうに言って下さるととても励みになります…年齢制限のものは書ける暇があったら書こうと思います(^-^)頑張ります!ありがとうございます(´;ω;`) (2020年10月21日 17時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
りんたろう(プロフ) - いつも面白くて読ませて頂いています!!!!年齢制限のやつ…とてもみたいです()このご時世ですのでお身体に気をつけてお過ごしください!楽しみにしています! (2020年10月21日 3時) (レス) id: ba7f2d4d8d (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2020年6月28日 20時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2020年4月11日 3時