32話 ページ34
夏「歳下にも怖がられにくい」
『天元様の前ではちゃんと話すって』
五「はっ、嫌なこった」
そんな会話をしていると、目の前にあったビルの窓から爆発音が聞こえて、ガラスが散らばった
俺達がそちらを見ると、煙が上がっていて普通の人なら無事ではないだろう
五「これでガキんちょ死んでたら俺らのせい?」
『あ、』
俺が声を上げた理由は窓から何かが落ちる影が見えたからで、それがだいたい人なんだろうなと予想するのは容易かった
その星漿体であろう落下したものは傑が呪霊を使って地面に着くのを阻止した
五「いやぁセーフセーフ」
『ナイスキャッチ』
そしてこちらにも影が迫っていた
数本のナイフが五条に向けて放たれた。が、それは当人に当たることはなく空中で時を止めたように静止した
「素晴らしい」
「君、五条悟だろ。有名人だ。強いんだってね」
噂が本当か確かめさせてくれと言う男は、きっと「Q」の一員なんだろうな
俺はというと後頭部に銃口がなにかを突きつけられていて、飲んでいた紙パックのジュースのストローを少し噛んだ
「動くなよ?」
『んぇー、
五「オマエも働け」
まあ任務だし……仕方ないか
俺の術式はコピーで、その後の疲労も考えるとこんなところでバカスカ呪力を使う訳にはいかない。なので、制服のボタンを解いて、内に隠してあったピストルを後ろにいる男に向けて足を撃った
「ッ゛!」
『痛いよなあ、足撃たれるのって』
ジュースのパックを近くにあったゴミ箱に捨て、ヘラヘラする俺に腹を立てた表情と痛みを耐える歪んだ表情を混ぜたような顔をした男は怯みながらも銃を俺顎下に押し付け、その引き金を引こうとした
『それくれよ、「Q」のオッサン』
撃たれる前に腕を包むように自身の腕と手で掴んで上に骨が折れるんじゃないか、というほど上げると男は唸った後に銃を地面に落とし、そのままみぞおちに蹴りを入れて気絶させてやった
『今日ピストルひとつ忘れちゃったから丁度よかった』
俺はそれを拾い上げて弾を確認した。うん、しっかり入ってる。換えの弾も持ってるかな?
ゴソゴソと男のポケットを漁って弾の入った箱を取り出している俺に、五条が「おい」と声をかけてきた
『なに?』
五「記念撮影」
夏「バイエルってこの人?」
「………この人ですね」
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いちご牛乳(プロフ) - 砂糖さん» ああああ‥‥ありがとうございます、、嬉しいです!!やっぱり絡み見たいですよね( ˙-˙ )笑書けたら書こうと思います(●´▽`●)頑張ります〜!! (2020年10月28日 0時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - いつも更新お疲れ様です!!男主の小説が少ないのでこの小説を書いてくださって感謝しかないです。年齢制限の絡み…気になります()無理のない程度に更新頑張ってください、応援してます! (2020年10月26日 22時) (レス) id: f640eaedb5 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - りんたろうさん» そんなふうに言って下さるととても励みになります…年齢制限のものは書ける暇があったら書こうと思います(^-^)頑張ります!ありがとうございます(´;ω;`) (2020年10月21日 17時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
りんたろう(プロフ) - いつも面白くて読ませて頂いています!!!!年齢制限のやつ…とてもみたいです()このご時世ですのでお身体に気をつけてお過ごしください!楽しみにしています! (2020年10月21日 3時) (レス) id: ba7f2d4d8d (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2020年6月28日 20時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2020年4月11日 3時