どうも、高専教師やってます。

14話 ページ14

うっわ、ジジィだって！ジジィ！俺でもおじいちゃんって言うのに！

楽「やれやれ最近の若者は。敬語もろくに使えんのか」

『ハナから敬う気がないのぉ。最近の老人は主語がデカくって参っちゃうねえ』

すると女の子が「ちょっと」と声を出した。

明るい色で長い髪の女の子。京都校の子だろう。

三「これは問題行動ですよ。然るべき所に報告させてもらいますからね(ヤッベー！生五条悟！つか一瀬Aもいるし！ヤッベー！)」

『ご自由に〜』

五「こっちも長話する気はないよ」

三「(喋っちった！喋っちった！)」

俺はもう一度おじいちゃんの方に向き、足を組み直した。

五「昨晩、未登録の特級呪霊2体に襲われた」

楽「！」

楽「それは災難じゃったの」

五「勘違いすんなよ。僕にとっては町でアンケート取らされたくらいのハプニングさ」

俺は昨晩疲れて死にかけになりながら必死に山降りたけどな。今だって正直クソ眠い。

五「その呪霊達は意思疎通が図れたし同等級の仲間もまだいるだろう。敵さんだけじゃない。秤に乙骨、そっちの東堂。生徒のレベルも近年急激に上がってる」

なるほどな。やっぱそういうことを言いに来たわけか。

去年の夏油傑の一件、そしてついに現れた宿儺の器。

楽「何が言いたい」

『んー、分かんないか。アンタらがしょーもない地位やら伝統のために塞き止めてた力の波がもうどうしようもなく大きくなって押し寄せてんだよ』

これからの世代は｢特級｣なんて物差しじゃ測れやしない。

五「牙を剥くのが五条悟と一瀬(名前():ぼくたち)だけだと思ってんなら痛い目見るよ、おじいちゃん！」

楽「少しお喋りが過ぎるの」

『おー怖い怖い！帰ろーぜ悟くん』

五「うん、言いたいこと言ったから退散しよー。あ、夜蛾学長は2時間くらいでくるよー」

俺たちはさっさと部屋を出た。


んでもってその後三輪霞ちゃんっていうさっきの女の子と写真も撮った。

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あれから一月経った。交流会が目前にまで迫っているというところで事件がいくつか起きていた


押し寄せてきたのは俺たち側の力だけじゃなかったんだ



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記録＿＿2018年9月
　 神奈川県川崎市
　 キネマシネマ

上映終了後
男子高校生3名の変死体を従業員が発見

死因 頭部変形による
　 脳圧上昇 呼吸麻痺


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