22話 ページ22
楽「外部であろうと内部であろうと不測の事態には変わるまい」
俺は今度こそ席を立ち上がった。
夜「俺は天元様の所に。悟とAは楽巌寺学長と学生の保護を。冥はここで
冥「委細承知。賞与期待してますよ」
そしてパンパンと悟が手を叩いた。
五「ほらお爺ちゃん、散歩のお時間ですよ!」
『昼ご飯さっき食ったでしょ!』
歌「急ぎましょう」
見事な無視だった。
__
外に出るや否やすぐに帳が下りた。
歌「五条!一瀬!“帳”が下りる前にアンタらだけ先行け!」
五「『いや無理』」
歌「はぁ!?」
多分あの帳実質もう完成してるな。視覚効果よりも術式効果を優先してあるんだ
五「下りた所で破りゃいい話でしょ」
悟がスっと手で帳に触れると、バチィィィ、とすごい音がして勢いよく弾かれていた。
五「……?」
悟は違和感を感じているようで、何より悟が無理で俺や歌姫先輩が入れるのがその違和感の正体だった。
『あ、これアレじゃね?アレ』
五「うん、成程。歌姫、お爺ちゃん、A。先行ってて。この“帳”、“五条悟”の侵入を拒む代わりにその他“全ての者”が出入り可能な結界だ」
歌「!(確かにそれなら足し引きの辻褄は合う。でも特定の個人のみに作用する結界なんて余程…)」
『余程腕が立つ呪詛師がいる。しかもこっちの情報はある程度把握してんな』
厄介だな全く。
『ほら行こ行こ。何が目的か知んないけど、一人でも死んだら俺らの負けだ』
俺は歌姫先輩とおじいちゃんが中に入ったのを見てから、
『おい悟』
五「ん?」
『さっさと来いよ』
それだけ言って帳の中に足を進めた。
五「言われなくてもそのつもりさ」
__
帳の中は呪いの気配がかなり濃かった。これ特級いるだろ絶対。ああ落ち着かないし気持ち悪いな。
鞣「おいおいおい、おいおいおいおい!」
『うわなんだアイツ!すげえ変態っぽ!』
目元と鼻上に黒くメイクをしているハゲ頭。アイツが帳を下ろした呪詛師か?
鞣「五条悟いねぇじゃん」
嘘だろ悟!お前こんな友達いたのかよ!?
鞣「あの生臭坊主、騙しやがったな」
楽「歌姫先に行け。学生の保護を優先、極力戦うな」
おじいちゃんやる気だな。んじゃ、俺も先に行かせてもらおーっと!
俺は先に走って悟のお友達(?)を通り過ぎた。
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いちご牛乳(プロフ) - 砂糖さん» ああああ‥‥ありがとうございます、、嬉しいです!!やっぱり絡み見たいですよね( ˙-˙ )笑書けたら書こうと思います(●´▽`●)頑張ります〜!! (2020年10月28日 0時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - いつも更新お疲れ様です!!男主の小説が少ないのでこの小説を書いてくださって感謝しかないです。年齢制限の絡み…気になります()無理のない程度に更新頑張ってください、応援してます! (2020年10月26日 22時) (レス) id: f640eaedb5 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - りんたろうさん» そんなふうに言って下さるととても励みになります…年齢制限のものは書ける暇があったら書こうと思います(^-^)頑張ります!ありがとうございます(´;ω;`) (2020年10月21日 17時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
りんたろう(プロフ) - いつも面白くて読ませて頂いています!!!!年齢制限のやつ…とてもみたいです()このご時世ですのでお身体に気をつけてお過ごしください!楽しみにしています! (2020年10月21日 3時) (レス) id: ba7f2d4d8d (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2020年6月28日 20時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2020年4月11日 3時