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《ド派手に喧嘩した編2》 ページ36

宇髄side

だから次に怪我をして帰ってきたら、少しはガツンと言おうと思っていた

そして案の定、Aは怪我をして帰ってきた。もちろん俺が怒っているなど知る由もないだろうから、Aは黙っている俺を不思議そうに見ていた

そして俺は戦い方のことやその場の判断で突っ込んで行く所を直せと言った

傷ついているAを見るのが何よりも辛かった。けれどアイツはどれだけ自分が傷ついても、ヘラヘラと笑っているような奴だから。その場になれば自分よりも他を優先しちまうような優しい奴だから。俺が護ってやりたいと思ったのに、アイツは俺の知らない場所で傷ついて俺の元へと帰ってくる

それが嫌だった

けれどそんなことを素直に言えるわけもないので、遠回しに伝えたつもりだった

その言葉に反論してくるとは思っていたが、「関係ない」などと言われるとは思っていなかった

流石の俺もそれにはカチンときた

俺はお前の恋人なんだぞ。関係ないわけないだろ。こんなにも心配でならないのに、何故分かってくれないんだ

俺はイライラと募らせた思いを言い合っているうちに、ハッと頭が冷めた時には、既にAは屋敷にいなかった

今回は、話を聞かないA。キツく言いすぎた俺。どちらとも悪かった。もっと落ち着いて話し合うべきだった

宇「…謝るか」

俺はそう決めて落ち着かないまま眠りについた

__

Aside

結局あの後屋敷に戻って布団に入るも、全く寝付けなかった

寝たのは朝方でたぶん数刻しか寝ていない

『任務行かないと…』

俺は身支度を整えて早々に屋敷から出た

_

最近宇髄の隣で寝ていてぐっすり眠れていたせいか、かなり寝不足で少しふらついた足取りで指令が出ていた山へと向かい、十数体の鬼と対峙した

『龍の呼吸 壱ノ型 龍の舞』

あと鬼が数体__というところで足がもつれた

『っ、!』

当たり前だ。寝不足なんて任務に支障が出ないわけがないのに。ふらついたまま来るなんて間違いだった

『(宇髄の言った通りだッ…)』

┈┈┈┈┈┈┈

「いつか痛い目見るぞ」

┈┈┈┈┈┈┈

俺は膝をついたまま、頭の中でリピートされた宇髄の言葉に後悔しながら痛みを覚悟した__


「壱ノ型 轟」

鳴り響く爆発音

『(これは…)』

宇「だから言っただろうが」

顔を上げると、呆れた顔をした宇髄が立っていた

『…宇髄…』

先程の宇髄の攻撃で鬼はたぶん全滅しただろう。そして宇髄は俺の目線に合うようにしてしゃがみ込んだ

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いちご牛乳(プロフ) - のいさん» 18歳以上の作品も見れるように設定すれば、検索して出てくると思います(--;) (2019年12月27日 15時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
のい - 裏話?のやつって、何処に出してるんですか? (2019年12月27日 10時) (レス) id: 5d527c9cfe (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - ふくさん» 『刻龍先生と宇髄先生』という作品です! (2019年12月14日 1時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ふく - 新作はなんと言う名前ですか? (2019年12月13日 20時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - 深月あかざさん» ありがとうございます〜!!! (2019年12月7日 0時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2019年12月2日 13時

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