《浮気してしまった編》2 ページ24
俺は周りが笑っている中、ガンッと自身の机を蹴って倒した
シン…と教室が静まり返る
『地味だからなんだ。お前、宇髄だっけ?俺が派手だろうが地味だろうが、お前には関係ないだろ。癇に障ったんなら人にどうこう言って発散する前に、出て行けよ。邪魔』
ペラペラと言った後、俺は我に返って血の気が引くのがわかった
『(やってしまった。完全にやらかした)』
イヤァァァァァ!と頭の中で叫んでいると、宇髄は声を上げて笑った
『…なんだ、とうとう頭おかしくなったか?』
宇「いや、お前、地味な奴だと思ってたが…いいな!今まで俺に対抗してくるやつなんざ数える程しか居なかった」
気に入った、そう言われた
それからというもの、行くとこ行くとこ、気づけば隣に宇髄がいた
俺もいつの間にか一緒にいるのが当たり前になっていたし、二年と三年の頃なんか宇髄は休み時間や昼休憩、放課後も俺の所に来た
卒業式の時だっけな。普通にいつも通り二人で帰ってたら、去り際に告白された
最初は嘘だろうと思ったし軽くパニックになって笑われたけど、その笑った顔に不覚にもときめいたのはきっと俺も知らない間に惚れてたからだと思う
その後大学に入り卒業し、なんだかんだ同棲を初めてもう4、5年程になる
そんな壊れることのない関係で結ばれてた俺たちに、昨日の出来事で亀裂が入りかけている
┈┈┈┈┈┈┈
〜昨日〜
『あー!美味い!』
俺は仕事が終わって、同僚と飲みに来ていた
もちろんちゃんと宇髄にも連絡した
その後散々飲んで、半分酔っ払いながら、俺は近道のためにホテル街を歩いていた
『…げっ、やば…すげぇLI〇Eきてる…』
通知が溜まってるのなんのって。こわ、宇髄の奴。まあそりゃもう11時だしな
俺はもう帰るよ、とLI〇Eを送り、早く帰ろうと時だった
「おにーさん」
その声で振り返ると、まあなんとも美人な女がいた
『えーっと、誰?』
「私、
いや全く記憶にない。たぶん知り合いじゃないなこの子
『ごめん、知らないです。あと俺帰らなきゃなんないんで』
踵を返そうとすると、無理矢理腕を引っ張られた
『はぁ!?ちょ、』
愛「いいからいいから!ね?」
__
『(あー、何でこうなったんだ)』
なんで俺今ベッドに座ってんだろう
『なぁ、あの、何する気?』
愛「お兄さん、ここの近くに住んでるの?」
『え、あ、まあ…』
今夜だけ遊びましょ、そう言われて何故か押し倒された
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いちご牛乳(プロフ) - のいさん» 18歳以上の作品も見れるように設定すれば、検索して出てくると思います(--;) (2019年12月27日 15時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
のい - 裏話?のやつって、何処に出してるんですか? (2019年12月27日 10時) (レス) id: 5d527c9cfe (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - ふくさん» 『刻龍先生と宇髄先生』という作品です! (2019年12月14日 1時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ふく - 新作はなんと言う名前ですか? (2019年12月13日 20時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - 深月あかざさん» ありがとうございます〜!!! (2019年12月7日 0時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2019年12月2日 13時