《女の子になっちゃった編》 ページ21
どうも、龍柱です
俺は今、いやここ数日間、同じく柱の宇髄を避け続けています
理由はこの体のせいだ
『こんな体じゃ鬼狩りもしにくいんだよな』
鬼の血鬼術のせいで俺の体は一時的に女になってるんだけど、こんなの宇髄に知られたらからかわれるなんてものじゃ終わらない。確実に攫われる
服はしのぶに借りたから良しとするが、何よりも胸が邪魔で仕方ない
『あと一週間このままかぁ…』
まあなったものは仕方ないし、あと一週間くらい宇髄を避けるなんてきっと容易い…
宇「見つけた」
『………前言撤回ぃぃぃぃッ!』
宇「あ、おい!逃げんな!」
全く容易くない!
そういえば、コイツ元忍だって言ってたっけ?気配もなく後ろに立たれて危機を感じた俺は速攻で走った
『いや、…体力までっ、減ってんのか…この体…!』
数十メートル全力で走っただけなのにもう息が切れ始めてる
宇「逃げてんじゃねぇぞ、Aチャン?」
『人さらいだぁぁぁ!』
宇「うるせぇ!人のこと散々避けやがって!」
首根っこを掴まれ、足が宙に浮いてる状態で、バタバタと抵抗する
『いや、あの、避けてたのはごめん!だってお前絶対からかってくるし、どーせ攫うだろ!』
宇「はぁ?当たり前だろ」
『嫌だぁぁぁぁぁ!!』
宇髄は俺を担ぎ、鼻歌を歌うくらいの上機嫌で屋敷に戻った
__
担がれたままの俺は、いつもより力もなければ体力もない、この女の体で抵抗しても無駄だということがわかったので、大人しく宇髄の屋敷に近づいていく景色を見ていた
『(家に帰りたい…)』
『なぁ、家に帰りたいんだけど…』
宇「だから今帰ってんだろうが」
俺は同居なんてしてないはずなんですが…
__
屋敷に着くなり、宇髄はスタスタと部屋に歩いていった
『おいおいおい、まて、あれ、お嫁さんたちは!?』
宇「出かけてる」
『誰かーっ!助けてくださーいっ!』
宇「うるせぇな!ンな可愛い声して騒ぐな!」
怒ってるのか褒めてるのかどっちなんだ
『いいから離せ!俺の危険信号が鳴ってる!』
宇「あっそォ」
『人の話を聞けッ…う、わっ!?』
部屋に入ると少々荒っぽく布団に転がされた
宇「お前が避けるのが悪い」
『こうなるとわかってて避けないわけがないだろ!?』
宇「ふーん。期待してたのか」
『なっ…』
してませんけど!?
宇「ま、いいわ。明日には帰してやっから」
結局、腰が痛くて帰れたのは二日後だった
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いちご牛乳(プロフ) - のいさん» 18歳以上の作品も見れるように設定すれば、検索して出てくると思います(--;) (2019年12月27日 15時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
のい - 裏話?のやつって、何処に出してるんですか? (2019年12月27日 10時) (レス) id: 5d527c9cfe (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - ふくさん» 『刻龍先生と宇髄先生』という作品です! (2019年12月14日 1時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ふく - 新作はなんと言う名前ですか? (2019年12月13日 20時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - 深月あかざさん» ありがとうございます〜!!! (2019年12月7日 0時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2019年12月2日 13時