陸拾弍 ページ44
そして杏寿郎と俺による限界までの技出しと手合わせ、それから実弥による無限打ち込み稽古に、悲鳴嶼さんによる筋肉強化訓練
杏寿郎とはやることはさほど変わらないが、まあやることに越したことはない
ちなみにしのぶは稽古には参加しないらしい。まあ彼女が使うものは毒だからな。素人や俺たちでさえも扱えるものではない
そして痣が出ている者は、その状態で常にいられるように訓練するらしい
その過程で得た情報は、隊全員に伝達・即共有で隊全体の力を上げていた。来たる戦いに備えて
__
宇「オラァ!!そこちんたらしてんじゃねぇぞぶっ殺されてぇのか!!」
『うーわ、こっわ』
そして柱稽古の真っ最中。俺の稽古は実弥の前だからまだ誰一人として稽古に来てはいないので、他の稽古場を見て回っていた
まあ正直、蜜璃ちゃんのとこが一番地獄だと思う。だってアレ!関節折れるんじゃないかってくらい足開かれてたぞ
宇髄の所も大概だけどな。ガンガン怒鳴られながら走って走って、キツそ〜
そんな呑気なことを考えている俺に気がついたのか、走り込みを終えて死にそうになっている隊士たちに声をかけられた
「あ、龍柱様…」
「お助けぇぇッ…!」
『あはは、アイツ、キツいだろうけど頑張れよ』
へらっと笑うと、隊士たちは何故か熱が上がったように顔を赤くした。稽古のやりすぎか?
「なぁ、俺前から思ってたんだけど…龍柱様って綺麗だよな」
「男なのにな…すげー可愛く見える。童顔だからか?」
「髪も長いし…俺イケるわ」
コソコソと話す声は、耳が別にいいわけでもない俺には聞こえない。が、耳のいいアイツには聞こえたようだ
宇「おいテメェら…」
「ヒィ!?」
ゆらりと背後に出てきて、竹刀をバシンッと地に叩きつけた
宇「俺のもんに手ェ出そうなんざ百億万年早ぇんだよ!もう十本追加だ!オラオラさっさとしなァ!」
「ギャァァァァ!すいませんでしたァァァ!いってきまぁぁぁす!!」
その光景に、俺は苦笑いするしかなかった
『キツいなぁ、お前は』
宇「知るか。来る奴皆全然なってねぇぞ。…チッ」
まあたしかに、前の柱合会議でも言っていたが、育手の目が少し甘過ぎるのもあるだろう。隊士の格が格段に落ちている
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いちご牛乳(プロフ) - のいさん» 18歳以上の作品も見れるように設定すれば、検索して出てくると思います(--;) (2019年12月27日 15時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
のい - 裏話?のやつって、何処に出してるんですか? (2019年12月27日 10時) (レス) id: 5d527c9cfe (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - ふくさん» 『刻龍先生と宇髄先生』という作品です! (2019年12月14日 1時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ふく - 新作はなんと言う名前ですか? (2019年12月13日 20時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - 深月あかざさん» ありがとうございます〜!!! (2019年12月7日 0時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2019年12月2日 13時