《たまには誘ってみよう作戦》3 ページ29
俺は意を決して、宇髄の胸に飛び込んだ
宇「おっ、と。なんだ、珍しいな」
少し驚いていたみたいだが、嬉しそうな声色で俺の頭を撫でている
雛鶴さんからの案はこれだ
┈┈┈┈┈┈┈
雛「顔を見るのが恥ずかしいなら、もういっそ抱きついてしまえばいいんじゃないかしら?そうしたら顔も見えないし、ね?」
┈┈┈┈┈┈┈
でも雛鶴さん、言うのには変わりないからこれはこれで恥ずかしいです…
『あ、あのさ、』
宇「ん?」
たぶん、宇髄はよく俺たちを見ているから、俺たちが何か企んでいることなんてきっとわかっているはずだ。その「何か」はまだわかっていないかもしれないけど
『今夜…だ、抱いて、くれません…か…』
耳をすましても聞こえんのか?くらいの小さな声
もういっそ聞こえてない方がいい。というか聞こえてなかったら冗談で済む
ふと宇髄が俺を撫でていた手が止まった
『…あ、あー!ごめん!ちょっと頭おかしくなってたわ俺寝る!おやすみ!』
俺は恥ずかしさのあまり耐えられなくなって宇髄から体を話して自分の部屋に向かって足を進めた
けれどそれも虚しく、宇髄はいとも簡単に俺を肩に担いだ
『うわっ!?』
宇「…何か企んでるとは思ってたが…そうかそうか、そんなに俺に抱かれたかったんだな」
『ちがっ、いや違わないけど!あの、これはだな……おい尻触ってんじゃねぇぞ変態柱』
気づくと宇髄の部屋に着いていて、そしてまた気づくと天井と宇髄の顔しか見えなくなっていた
目の前の
『……あの、やっぱり明日に…』
宇「今日と明日に分けてするか、明日二倍するか選べ」
『俺の尻を殺すつもりかお前はッ!?』
二倍なんて間違いなく俺の体は壊れる
宇「まあ今抱くけど」
『なら最初から聞くな!』
着流しの中に男特有のゴツゴツした手が入ってくる
『…っ…ちょ、待って…』
宇「それ、ムリとか待ってとか嫌だとか、禁止な。それに安心しろ」
「俺の事しか考えられないようにしてやる」
雛鶴さん、須磨さん、まきをさん、
俺は今後一切、宇髄を誘うなんてことしません
295人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちご牛乳(プロフ) - のいさん» 18歳以上の作品も見れるように設定すれば、検索して出てくると思います(--;) (2019年12月27日 15時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
のい - 裏話?のやつって、何処に出してるんですか? (2019年12月27日 10時) (レス) id: 5d527c9cfe (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - ふくさん» 『刻龍先生と宇髄先生』という作品です! (2019年12月14日 1時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ふく - 新作はなんと言う名前ですか? (2019年12月13日 20時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - 深月あかざさん» ありがとうございます〜!!! (2019年12月7日 0時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2019年12月2日 13時