その後、10 ページ19
『…ままままままってくれ、離せ、おい』
宇「はぁ?お前どうした?」
『わーっ!耳元で話すなこの派手柱がぁぁ!』
一刻も早くこの場から立ち去りたい
宇「わかったわかった。ちょっと落ち着け」
『む、ムリ、ムリムリムリ』
俺は別に、コイツのことなんか好きじゃない
いやそりゃ、友達としてはなんだかんだ言っても良い奴だと思ってる
『(そしてもう一度言う。宇髄は男で、俺も男だ)』
偏見を持ってるわけではないが、俺は至ってノーマル。絶対!必ず!コイツがどれだけ顔が良かろうが強かろうが嫁を持っていようが俺は好きじゃない!
好きじゃない…と思う、たぶん…
『……やばい、自信なくなってきた…』
宇「いやほんと今日どうしたよお前」
『元はと言えば全部宇髄のせいだろ!』
宇「はぁ?俺が何したんだよ」
『自覚ないのか!?』
とんでもねぇ奴だな
宇「ない。から、俺がお前に何かしちまったってんなら教えろ」
『いや、別にそこまで…』
宇「いいから言え。俺がモヤつくんだよ」
強引すぎるだろコイツ
『だって、お前がせ、接吻とかするから!須磨さんたちには嬉しかったか、とか聞かれるし…ずっとそのことばっか頭に浮かんで何も手につかないし、なんか、お前といると全部狂うんだよ!』
俺はかなりの早口で話した
宇「………」
『……なんか言えよ』
宇「…お前、はぁ…ほんと…」
ぽすん、と肩に宇髄の頭が乗る
『何、文句!?』
宇「違ぇわ。俺にもちゃんとチャンスがあるんだと思ってな」
『は?チャンスってなんの、』
言い終わる前に、顎を掴まれて無理矢理上を向かされた
『い"っ、ゴキッて言った!ゴキッ…って…』
俺と宇髄はかなりの身長差と体格差があるため、俺が宇髄の胡座に座っている状態で上を向けば、目の前に宇髄の顔がある体勢になる
『…え、なに。ちょ、まてまてまてまて』
無言で顔を近づけてきた宇髄の額をグググッ…と効果音が付くくらいに押し返す
宇「手、邪魔」
『あぁっ!?ちょっ…』
この男、俺の両手をいとも簡単に片手で拘束しやがった。もちろん宇髄のもう片方の手は俺の顎を掴んでいる。そりゃもうかなりの力で
『おい、宇髄。ま、まって、やっ…』
顔の距離が5cm、3cm、1cm、0__
するとスパンッと勢いよく襖が開いた
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いちご牛乳(プロフ) - のいさん» 18歳以上の作品も見れるように設定すれば、検索して出てくると思います(--;) (2019年12月27日 15時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
のい - 裏話?のやつって、何処に出してるんですか? (2019年12月27日 10時) (レス) id: 5d527c9cfe (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - ふくさん» 『刻龍先生と宇髄先生』という作品です! (2019年12月14日 1時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ふく - 新作はなんと言う名前ですか? (2019年12月13日 20時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - 深月あかざさん» ありがとうございます〜!!! (2019年12月7日 0時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2019年12月2日 13時