弐拾陸 ページ27
炭治郎side
Aさんの声がした瞬間、煉獄さんに首を掴まれていた女の子が俺に向かって錐を振りかざしてきた
炭「…!?」
それを間一髪で避ける
炭「(何だ!?鬼に操られているのか!?)」
女「邪魔しないでよ!あんたたちが来たせいで、夢を見せてもらえないじゃない!」
_
Aside
炭治郎に向かって攻撃した女の子は錐を持っているみたいだ。そして、周りにいる人たちも同じように錐を手にしている
女「なにしてんのよ、あんたも起きたなら加勢しなさいよ!」
女の子の目線の方を向くと、涙を流した男の子がいた
女「結核だかなんだか知らないけど、ちゃんと働かないならあの人に言って、夢見せてもらえないようにするからね!」
そうか。どうやら元凶である鬼は、この子たちの心につけ込んで利用しているみたいだ
『(鬼め、なんて酷いことを…許せない)』
この子たちがどれだけ辛く苦しいのかは俺にはわからない。でもこのまま鬼の言いなりになっていれば、きっとこの子たちは皆後悔するだろう
炭「ごめん。俺たちは戦いに行かなきゃならないから」
炭治郎がそう言って、子供たちに手刀を入れ気絶させた
『…幸せな夢にいたいよな。わかるよ』
俺も、まだ夢の中に居たかった
炭「…大丈夫ですか?」
男「……ありがとう。気をつけて」
炭「…はい!」
ここの気絶した子供たちは一度男の子に任せよう
『炭治郎、お前は汽車の屋根へ行け!きっと鬼はそこにいる!』
炭「わかりました!」
そう言って炭治郎は車両と車両を繋ぐドアに向かっていった
__
少しして、炭治郎について行った禰豆子ちゃんが戻ってきた
『禰豆子ちゃん、みんなを起こすのを手伝ってくれるか?』
俺がそう言うと、素直に頷いてくれた
『ありがとう』
上からはゴン、ガタン、と音がするから、きっと炭治郎と鬼が戦っているんだろう
俺と禰豆子ちゃんが杏寿郎たちを起こしていたその時、
炭「煉獄さん、善逸、伊之助ーっ!寝てる場合じゃない!起きてくれ頼む!」
すると、伊之助が勢いよく飛び起きて、そのまま屋根を突き破った
嘴「ウォォォォ!ついて来やがれ子分共!ウンガアァァ!!猪突猛進!伊之助様のお通りじゃアアア!」
よし、伊之助は起きた。後は__
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ソルト - 時代が大正なので英語の言葉があると違和感があります 面白かったです! (2020年3月9日 13時) (レス) id: 2ea42c4323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2019年11月28日 16時