拾玖 ページ20
『はぁ、うっ…気持ち悪い…』
俺は重い体を引きずるようにして蝶屋敷に来た
『しのぶ〜……』
胡「あら、Aくん。どうしました?また二日酔いですか?」
『う"ん"…』
胡「全く…飲みすぎはいけませんよ?」
そう言いながらも薬と水を渡してくれた。俺はすぐさまそれを飲む
『…ん、ありがと…』
あ、そうだ
『ねぇ、しのぶ。竈門くんは?』
胡「あぁ、竈門君なら今はまだ疲れて寝てます。またしばらくしてからいらしたら話せると思いますよ」
『わかった、じゃあ日を空けてまた来るよ』
そう言ってその日は家に帰った
__
あれからしばらくして、もう体力も回復してきているだろうという頃に俺は蝶屋敷に行った
『…あれ、君は確か〜…』
村「ハッ!こんにちは!さようなら!」
『は、え、おい、ちょっと!?』
あらら、もう背中が小さい。この間の柱合会議で呼ばれてた隊士だよな。えーと名前は村田、だっけ?
『まあいいか』
俺は話し声が聞こえる病室へと入った
__
胡「あら、Aくん」
『やっほー、しのぶ』
炭「あ、君は柱合会議のときの…」
『竈門炭治郎くんだよな?俺、龍柱の刻龍 A。よろしくな』
へらっと笑って見せると、竈門くんじゃなくて、端に寝ていた金髪くんが声をあげた
善「えぇ!?柱ぁ!?君何歳!?若い!若くない!?」
あー、こりゃまたうるさい子だな
『俺は23歳!!身長のせいで間違われるけど、俺は23歳なんだよ!!』
そう力強く言うと、竈門くんと金髪くんが顔を合わせて驚いた
炭「え、あっ、ごめんなさい!!てっきり同い年くらいかと…」
善「いやァァァァ!ごめんなさいいぃぃ!殺さないでェェェェ!!」
『君には一体俺はどんなふうに見えてるんだ…』
善「うぅ…俺は我妻善逸です…この横の猪は嘴平伊之助」
『ふむふむ。善逸くんと伊之助くん、それと炭治郎くんか。あ、くん付けめんどくさいから呼び捨てにさせてもらうな。あと君のその金髪…宇髄が好きそうだ』
善「…へ?うずいって?」
あ、声に出てたのか
『ごめんごめん。まあ君たちもそのうち会うと思うよ。で、今から何すんの?』
胡「あ、実は明日から機能回復訓練を行っていこうかなと思いまして」
機能回復訓練…
『なるほどな。じゃあ全集中・常中をやるってわけか』
胡「はい、その通りです」
『よぉし!じゃあ俺も暇だし訓練に付き合おう!』
善 炭「…えぇぇ!!??」
俺は翌日からウキウキで蝶屋敷に通った
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ソルト - 時代が大正なので英語の言葉があると違和感があります 面白かったです! (2020年3月9日 13時) (レス) id: 2ea42c4323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2019年11月28日 16時