伍 ページ8
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歩くこと30分。
先ほどまでの閑静な街並みとは打って変わり、だんだんと人通りが多くなり騒がしくなり始めた。
そこら中に広がる多種多様な店に
若者が多く賑やかなこの街並み。
見覚えのあるこの街並みは、原宿だろうか
どちらにしろ、おれが人通りが嫌いなことを承知しているはずなのに、こんなとこに連れてきた隣の男に、本日何度目かわからない舌打ちをこぼす
「....おい。悟」
「んー？」
「俺が人混みが苦手なの、お前しってるよな？」
「しってるよ。だけど、言ったらAさんついてこないでしょ？」
その言葉を聞いた俺は 悟に腕を組まれている方とは反対の手をズボンのポケットからだし、腕を持ち上げて親指と薬指を合わせる
途端に悟はいまから俺がしようとしていることを察知したのか急に焦り出した
「ちょ、ちょっとAさん。その手は何かな？」
「見たらわかんだろうが」
「いやいやいくら僕がグッドルッキングガイでもAさんのそれはまじで怖いから。それされた後の余波半端ないんだってば」
「ぴーちくぱーちく、うるせぇんだよ。いいから黙ってそのなんも入ってねぇカスみてえな頭、下におろしやがれ」
非常に腹立たしいことに
おれは決して小さいほうではないが、このクソやろうはバカみたいにでかいのでこいつの額めがけておれの必殺技をお見舞いしてやるには少しばかり背伸びをしないと厳しい。
大事なことだから二度いうが、おれは断じて小さくはない。
「いやあのね？僕の頭に必死に背伸びして手を伸ばそうとしてくるAさんめちゃめちゃ可愛いけどこんなシチュエーションは望んでないって。」
「...あ"？ 誰がチビだよぶん殴るぞ」
「いやいや確かにAさんは僕より小さいけど僕はそんなとこも含めてAさんのこと愛してるから気にしなくていいし、むしろ小さい方が僕の好みさ」
そんな気色わりいことをいいながらあろうことか悟は俺の頭に手をおき、ぽんぽんと俺の頭をなではじめた。
その屈辱的な行為を理解するのに数秒かかり思わず固まってしまう。
俺は即座に組まれている腕をとこうとするが、それは叶わず悟はさらに力を強めて俺の腕を離させないようにする。ギシ、っと自分の腕が音を立てるのがわかった。
「.... 黙って聞いてりゃ、小せぇ小せぇいいやがって、、まじでおまえいい加減にしろよ？」
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月乃派(プロフ) - ハイキュー!!のを 解除してください。 (2022年3月16日 21時) (
レス) id: 3dc0389d81 (このIDを非表示/違反報告)
高崎(プロフ) - コメント失礼します。クズなのに愛されてる五色くんが最高に愛しいです。。とても素敵な作品だなぁ、と思いながら読ませて頂きました。これからも応援しております…！ (2020年12月5日 16時) (レス) id: c458e0c5d2 (このIDを非表示/違反報告)
ボブ - 夢主くんのクズっぷりに少々ニヤニヤしてしまいます∩^ω^∩とっても面白いので無理をしない程度に更新頑張って下さい！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: 95a51c0b56 (このIDを非表示/違反報告)
rinn0105(プロフ) - 那宇宙さん» ほんとに分かりにくくて申し訳ありません、差し支えなければどのお話か教えていただけませんか、？ほんとに申し訳ないです。 (2020年11月8日 13時) (レス) id: f29697a046 (このIDを非表示/違反報告)
rinn0105(プロフ) - 未羽さん» 男子同士の会話ってこんな感じなのかなって想像しながら書いてると、ついついその話題になっちゃうので不安に思ってたのですがそう言ってもらえてすごくホッとしました笑 これからもよろしくお願いします (2020年11月8日 13時) (レス) id: f29697a046 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん | 作成日時：2020年10月28日 1時
