#Spring:偶然か、必然か。 ページ2
You side*
多分、かなり昔のことだ。
小学生とか、それくらいの。
運命的な彼との出会いは、後に私の生き方をも大きく変えることになる。
*
こん、こん、こん、
「………はい、」
部屋のノックに、心底めんどくさいなんて感じながら返事をする。
「お隣さんがご挨拶に来たわよー」
この声は、母だ。
最近隣に引っ越してきた、あの家族だろうか。
「……今行く、まってて」
着ているパジャマから、普通の服装に着替える。
黒のパーカーに、ジーンズ。
一番のお気に入りの服。
私は黒が、すきだ。
だって、その先を感じさせないから。
いつも、その先には闇しかない。
それが、私を安心させてくれるんだ。
考えないようにしていてもいつか来てしまう、怖い未来から目を逸らしてもいいと、
そう、言ってくれているみたいだから。
なんてことを考えながら、部屋を出る。
玄関先には、両親と話す相手方の両親……と。
(………え、?)
その子供らしい、男の子の髪は____赤かった。
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作者名:嘘/ライ | 作成日時:2019年1月10日 19時