THE RAMPAGEの本質 2

慎編 オマケ ページ32

はーあ。





折角俺の番外編なのに、全然俺出なかった。

もう俺の番外編の意味ある？





樹さんばーっか出て、樹さんばっかいいとこ持ってって、樹さんはAさんの彼氏で、









本当、羨ましい。








健太「まーこちゃん」




不意に名前を呼ばれ、振り向く。





慎「あ、健太さん。」





健太「どうした？浮かない顔して。」




慎「いつもの事ですー。樹さんが羨ましい樹ばっかズルい。」






それを聞いた健太さんがクスリと笑う。







健太「あー分かる。俺もA羨ましい」





慎「そうですよねえ…って、健太さんに目つけられてるAさん可哀想」




健太「え、なんで？」





慎「俺だったら絶対健太さんだけは敵に回したくないです」





健太「え〜〜俺優しいよ？(笑)」





慎「怖いし面倒そう。」






健太「いや面倒は余計。」









俺は小さく肩を揺らし笑ってみせる。








慎「そういえば前の話ですけど、健太さん陸さんがレコ室でAさんに詰め寄ってるとこ見ちゃったんですってね？」






健太「え、超前じゃん。てか陸さん言ってた？」





慎「いえ、北人さんに聞きました」






すると健太さんの目の色が変わる。






健太「…へぇ、ちゃっかりしてんのな、アイツ(北人)」









おー、怖。








慎「ガタンって音立てちゃったんですってね？」






健太「ちょっとミスって躓いてさ(笑)本当超恥ずかしかった、すれ違いだったから北人に見られてないと思ったのに〜〜」









そして健太さんが俺と目を合わせる。









健太「ま、お互い推しに振り向いてもらえるよう頑張ろうな。」





慎「推しに(笑) 片想いは辛いですね〜本当」









俺と健太さん、








全然似てないけど、似てる。







愛が一途というか、執着心の塊。？









まあ、いいけど。









あーなんか慎編 番外編すっごい無駄した気分。









しょうがないから98年組2人にバトンタッチしよっか。







あ、もちろんあの二人もこっち側の人ね。









まあ樹さんはせいぜい頑張れって感じ。







じゃ。









長谷川慎 番外編 完

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