5 (樹side) ページ30
自分の不甲斐無さが恥ずかしい。
慎の言う通り俺は油断しすぎてたのかもしれない。
今だってAを一人にして、無防備な状態にしといて、
周りなんて俺以外ほぼ全員 “敵” だというのに。
足取りが早まる。
息が上がる。
あの人に、あの人からだけはAを守らなきゃ。
Aがいるであろう部屋を勢いよく音を立てて開ける。
龍「うわっっ!!」
拓磨「わあっっ!!」
A「わっ…樹?」
俺が勢いよくドアを開けたせいで驚いた表情で3人が此方を見つめる。
樹「…あれ?龍、と拓磨…」
A「ちょっと!!!!!!!樹なんつー音立ててドア開けてんの?!?!もっと優しく開けられないわけ?!?!?!?!」
樹「ご…ごめんなさい…」
A「二人ともびっくりしてるでしょ?!?!?!」
するとクスクス小さく笑い声が聞こえる。
その声の方へと顔を向けると龍と拓磨が肩を揺らして俺たちの様子を見て笑っていた。
龍「いや(笑)Aさんと樹さん面白くって(笑)」
拓磨「もうなんかめっちゃ夫婦みたい(笑)」
と言われて素直に赤面する俺とA。
いや素直かよ俺ら…
A「もーやめて二人とも変なこと言わないでやだ」
樹「やだ?!」
俺こんなAに辛辣な扱い受けてたっけ??
なんだかんだとにかくAが無事で本当よかった…
607人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えそそ(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます!ゆーさんのお言葉を励みに頑張ります! (2022年10月28日 22時) (レス) id: 89e0966e13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 無理せず更新頑張ってください!楽しみにしてます!! (2022年10月27日 16時) (レス) @page46 id: 4cf41fec0c (このIDを非表示/違反報告)
Scarlet(プロフ) - つづきがぁぁぁぁぁ (2020年9月19日 1時) (レス) id: 0ed7b92c01 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 続きが気になります、、!!更新頑張ってください! (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
S, - 続きが楽しみです!! (2020年1月3日 20時) (レス) id: 7f46cb8672 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:えそそ | 作成日時:2018年3月19日 17時