THE RAMPAGEの本質 2

海青、翔平編 オマケ ページ24

俺は今日もあの人の元へ来ていた。



「で、俺が渡した睡眠導入剤どういう使い方したの？」


海青「…Aに睡眠薬入りのドリンク渡して飲ませて、そのまま眠ったAを…。」



「を？」








…ッ、





海青「…犯しました。」




「お〜。よくやったね海青。偉ーい。」






俺は顔を上げあの人の瞳をじっと見つめる。






海青「これで本当に、Aに手出さないんですよね？」



「うん、あの時は脅してごめんよ。ああでも言わないと海青俺に協力してくれないと思ってさ。」



海青「…、これでもう約束は果たしま」



「でもさーその後俺はAの味方だからとかさそういうこと言ってAと和解してたよね、あれどういうこと？俺に協力する気あるの？」




海青「ッ！」






しまった、全部この人知って…






「まあ、いいや。聞かなかったことにしとく、ただ岩ちゃん側に3人も付かれるとキツイから、一番キツイ樹をこっち引っ張る前に海青と翔平引っ張ってきただけだし」




海青「…。」





「呉々もこれからは気をつけな。Aに死んでほしくなかったらね。」






…。




どうあがいても俺はこの人に勝てないのか。






岩田さんに声をかけられた直後俺と翔平はこの人に声をかけられ、協力を求められた。


だが、内容はあまりにも卑劣。






俺たちは断った。然し、





「えー海青がそうしないならAのこと殺しちゃお〜」






この言葉が俺を支配した。




俺は睡眠導入剤を受け取りそれをAに使い、協力の意思を見せろと指示を受けた。でないと…、Aは、








俺は従い、ああいうことになってしまったというわけだ。








Aを守るためとはいえ、酷いことをした。





そして今日、俺は割と常に見られていることを痛感する。





なんとか目を盗んで、この人からAを守らなければ。




必ずなんとかするんだ、例え世界が敵になろうとも俺たち3人だけは、









Aの味方なんだから。









武知海青、浦川翔平編 完

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