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「付き合おう」とか「恋人になろう」とか


そういう言葉さえ無かったものの、

多分私と樹は特別な関係になったんだと思う。








業者「じゃあ、これで全部終わったので。失礼しますね。」




A「はい!ありがとうございました!」



樹「お疲れ様です。」







鍵のことに最初に気づいた樹と私は人事にその旨を伝え、業者を発注して鍵を全部付け替えてもらった。








A「ごめんね樹、休みの日に一緒に立ち会ってもらっちゃって。」




樹「いーのいーの。気にしないで、二人で見たほうが安心だしさ。」




A「うん、ありがとう樹は優しいなあ〜。」









二人で私の部屋へと戻る。







A「なんか、私本当に樹に出会えてよかった。」





樹「どうしたの急に、俺もだよ。」





A「私色々あったから、もうそろそろ男の人が怖くて、でもランページのマネージャーしてるからには男の人怖いなんて言ってられないじゃん。でも樹に出会えて、救われた気がする。」







そっと私は樹の服の裾を掴む。






A「だから、…樹は居なくならないで。」






不安だった。


また今までみたいに、樹もどっかに行っちゃうんじゃないかって。







すると樹が優しく私を抱き締める。









樹「俺は、今まで何も出来なかった分、全力でこれからAを守る。Aが大好きだから。絶対になんかあったら俺に言って、俺だけは何があってもAの味方だから。」





A「うん、信じる。ありがとう樹、大好き。」






私も樹の背へと腕を回す。






樹「健太さんからも、絶対に守るから。」








ぽつりと小さく呟く樹、もう嫉妬深いなあ。









A「大丈夫だよ、カミケンさんとは友達だから、」






樹「そういうっ……、」








また樹が何かを言いかけてやめる。








樹「……必ず守るよ、Aのこと。」





A「うんうん、ありがとうね樹。」









大袈裟だし過保護だなあ、樹は。






なんてこの時私はその程度に考えていた。









でも、幸せだった。すごく。



壱馬と付き合ってた時以上に。

樹編 オマケ (樹side)→←9



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えそそ(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます!ゆーさんのお言葉を励みに頑張ります! (2022年10月28日 22時) (レス) id: 89e0966e13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 無理せず更新頑張ってください!楽しみにしてます!! (2022年10月27日 16時) (レス) @page46 id: 4cf41fec0c (このIDを非表示/違反報告)
Scarlet(プロフ) - つづきがぁぁぁぁぁ (2020年9月19日 1時) (レス) id: 0ed7b92c01 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 続きが気になります、、!!更新頑張ってください! (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
S, - 続きが楽しみです!! (2020年1月3日 20時) (レス) id: 7f46cb8672 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えそそ | 作成日時:2018年3月19日 17時

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